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&146

「ふーはー」


 私は緊張してる。あれからどのくらい経っただろうか? かなり私はこのお腹の宇宙について知りえることができたと思う。まあ大体自分のやりたいことをぐーたらやりつつ、ほとんどの事は天才たちに任せてたけどね。

 でも時々、この新生宇宙へと行ったりもしてたのだ。そこで色々とやってもいた。とりあえずなにはともあれ、宇宙といえば星だろう。星がないと宇宙はただの闇だ。

 なにもないのなら、『無』といっていい。そもそもが新生宇宙とかいってたけど、また宇宙未満だったしね。だから私は星づくりに挑戦してた。まあこれは天才達からの要請でもあった。何もなかったら、観測も厳しいらしい。やっぱり変化を与えたほうが色々とわかることがあるそうだ。


 なので私はここずっと私の宇宙に新たな星……それこそいうならば一番星を作ろうとしてた。


 こっちの宇宙なら簡単だ。それこそ星の種を使って、星を作るのにも手慣れた物。すぐに星クラスまで育てることができる。でもこの新生宇宙ではその手法は使かえない。

 それはここが新生宇宙だからって事じゃない。もっと単純な理由である。それは……


「こっちは何もないからね」


 そういう事だ。元の宇宙……これから現宇宙と呼ぶけど、こっちで星の種を使って簡単に星を作れるのはいうなれば、そこには星にするための材料が現宇宙には沢山あるに他ならない。

 でも……新生宇宙のほうで同じような事をしたって駄目なんだ。それは何もない――からである。だって星の種って手のひらサイズのただの石に見えるような物体だ。

 それに沢山宇宙にあるデブリをくっつけていく。そして大きく大きく成長させていく。

 もしかしたら星の種を一から成長させるみたいなやり方があるかもしれないが、でもそんなのは聞いたことない。


 なので私は困ったよ。星一つまともにつくれないじゃん! ってね。一応私は星の種を持ち込んだりもしてみた。それによって何か変化があるのか?と星の種にエネルギーを送り続けてみると成長していくんじゃないのか? ことかね。


 でもどれもダメだった。まあ新生宇宙へともっていって、しばらく放置しておいた星の種とか私が新生宇宙の方の力を注いだ星の種とか、見た目的には全く持って変化はなかったわけだけど、それらを天才たちに差し出すと喜ばれた。


 本当に、天才ってわかんないよね。

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