表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2051/2428

&116

 はっきり言って、このままじゃいくら時間をかけようと……たとえ悠久があったとしも、私には消失したエネルギーの概念を掴むことはできないと……うすうす感じてた。

 神になったし、私はきっと選ばれた一握りのめっちゃ特別で希少な存在だし、どうにかなるなる……とか思ってたけど、実際誰も今まで全く違う、新しい宇宙を創造なんてしてないのだ。

 それだけ私はおかしなことをやってる。それを今さら自覚した。このままじゃズラララバライトとヴァラヴァレレイドの大量の力をなんの意味もなく消失させたってことになってしまう。

 それは実際、こいつらだけじゃなく、もっと別の方面からもきっと責められることだろう。なにせズラララバライトは古龍でその役目は中央の宇宙を抑え込むこと。

 今こうやって自由にやってるのは順番で古龍たちが中央の宇宙に力をぶつけて抑え込む役目をまわしててズラララバライトは今が休み……休暇中なのである。なのに……だ。なのにズラララバライトの回復させないといけない力を大量に消費してる。

 古龍が何体いるかなんて知らないが……あの時に見た奴らが全員なのかどうかわかんないし……実際希少だと言われてる古龍が三桁とかいるとは思えない。きっと多くて二桁……一桁の可能性だってある。

 そんな古龍たちの役割である中央の宇宙の抑え込み……それがこのせいでまともに果たせないとかなったら……絶対にやばい。


 ヴァラヴァレレイド? まあヴァラヴァレレイドもなんか大きな役割してるが、古龍ほどじゃないだろう。だからまあ……それにヴァラヴァレレイドは私に惚れてる。このくらい私の為なら無償でやってもらわないとね。


 なので問題はズラララバライト。けどそれは宇宙が創造できなかったら……である。宇宙が……宇宙さえ創造出来たら、たとえ他の神、古龍に申告しなかったとしても、ズラララバライトは納得してそれとなく言い訳してくれるだろう。

 けど無駄に終わったら……


 私は宇宙の輪廻を引っ張ってくる。この宇宙全体の輪廻となると、私一人ではどうにもできないが……この宇宙の輪廻は私がどうにでもできる。なにをしようというのか……それはこの輪廻にある魂を利用するのだ。

 魂もエネルギーだ。いうなれば力である。だから輪廻事聖杯にぶっこもう!! とかやろうとしてるわけじゃない。そんな事をしたら私のこの宇宙が終わるといっていい。


 せっかく大切に育ててるのに、そんな事はできない。じゃあ何をするのか……それはこの輪廻の魂たちに協力してもらうのだ。私だけでは観測できない消失の概念。けど魂とは千差万別といっていい。

 だからこそ、何かを感じる魂があるかもしれない。神なのに、その下の魂に頼る……そんな事は普通の神はしないのかもしれない。けど……


(そんなの知るか!!)


 ――である。私はなんだって使うのだ。使えるものならね!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ