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&108

『宇宙を創生する……それがどんな意味を持ってるのか、お前はわかってるのか?』

「え? だってこのままじゃ争いは終わらないでしょ? てか拡大までするかもだし、そうなると各方面が黙ってないと思う。一回はゼーファスを追い返したけど、流石にどんどん大規模になってくるとあいつも今度こそ黙ってないかもだし……やっぱり解決策は必要じゃん。

 実際宇宙創造なんて私だって天才たちの道楽だとおもってたよ。けど、この宇宙に流しちゃいけないのなら、自分で宇宙を創るのは理にかなってると思わない?」


 私はドヤドヤとしてそういってあげる。まあ単純ではある。だってこの宇宙に流すから問題になってる。ならば別の宇宙に流せばいいじゃんである。実際数多ある今の宇宙は全ては中央にある原初ともいえる宇宙の延長線上でしかない。

 だからこそ、全ての宇宙のエネルギーはまわりまわったとしても、最終的には中央へと収束されていく。そしてその中央はもう限界。いつ暴発してもおかしくない。そしてそうなったら今ある宇宙は全てが崩壊してしまうと言われてるわけで……それなら全く別の宇宙を作っておこうというのはある意味で自然な流れだ。


 聖杯を作った天才たちは色んな宇宙からあぶれた魂だった。色々と問題がある魂だが、それは彼らが邪悪だったとか、生きる価値がなかったとかではない。神に気に入られなかったり、その宇宙では収まらなかった魂達。

 だからこそ実は優秀だった。そして色んな宇宙の記憶……はなかったかもしれないが、その力の根源は神によって……というかその宇宙の神の力に魂は寄る。きっと天才たちは魂の違いとかそこら辺から宇宙の危機とかしってたのかもしれない。


 だからこその宇宙創造の想定と理論を作ってた。実際……宇宙を想像するとなったら途方もない力……エネルギーが必要である。きっとそれは誰もが想像できるだろう。ビックバンとかいう奴だっけ? 

 でも厳密にはそれだけではたりない。それに私が作りたい宇宙はそんな大規模じゃなくてもいいのだ。あんまり知られると困るしね。だからこその物体を利用した宇宙の内包である。全く別の宇宙を持ってるなんて知られたら絶対にまずいからね。


「まあちゃんと宇宙を作ったってのは隠すよ。外に漏らす気はない。面倒だしね」

『そういう事では……』


 なんかヴァラヴァレレイドがそんな風に突っ込んでくる。とりあえず二人に聞きたいのは小難しい話ではないの! 


「二人は認めてくれるの? それで協力してくれるの?」


 それである。二人は熟考する。けど先に口を開いたのはズラララバライトだった。


『よかろう』


 それにヴァラヴァレレイドは驚いてる。

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