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&104

「さて、それでは私のあふれる力……それをどうにかする為の会議を開こうと思う!」


 パフパフボンボンーーー!! ワアアアアアア!! と私は一人でその場を盛り上げる。だって私以外に盛り上がってくれる奴がいないからね。メンバーはズラララバライトにヴァラヴァレレイド、それにドラクにウサギっ子である。


『何もしないのではなかったのではないか?』

「それじゃあ、あんた達納得してないじゃん」


 別に私に直接的に「動け」とかいう奴はいない。皆私の意思は尊重するからね。でもだから私が動かないと皆動かないというね。私の絶対的な味方の参謀が欲しい。

 なんで私が色々と考えないといけないのか。ドラクは色々と吸収して急成長してるが……今回は……というか今は役立たずである。なにせドラクは今、太ってるからね。


 別に不摂生が原因ではない。これも聖杯のせいだ。私は聖杯をドラクの中にいれてる。そのせいでドラクが一番聖杯のエネルギーに影響をうけるのだ。私が普通にそのエネルギーを受け止められていた時は問題なかったんだけど、限界が近づいて、そして持て余すようになったら……こうなった。今や少し前までのシュっとしたイケメンだったころの姿はどこにもない。ブクブクと太ってしまって、自分で体を動かすのも大変な感じになった。


 前はスーツをビシッと着こなした美青年フォームだったのに……今や見た目ヒキニートである。人ってこんなに変わるんだ……と思うくらい。いや、人じゃないけど。


「それにこのまま何もしないのもなんか不利に働きそうじゃん。アーミュラも動くらしいし……私がいつまでも聖杯の力を垂れ流してると、あっちの方がそれを有効に使うようになるかもだし……私はアーミュラとはなるべく対等でいたいんだよね」

『ふむ、もっとも簡単なのは宇宙を広げることだ。魂の階位を上げられない今、それしかない』

「でもあんた達、それには手を貸してくれないんでしょ?」

『今のお前の力なら、辺境のそこらの神に負けることはない』


 そのズラララバライトのお墨付きは嬉しいけどさ……はっきりいって今、そんなちょうどいい神がなぁ……いない。だって私は知らぬ存ぜぬを貫いてたわけで……その間にアクトパラスとゼンマイが動いてる。つまりは手近な神には奴らが既に喧嘩をうってるのだ。そしてアーミュラも動き出すとなると……ね。


 ちょっと離れたところだとアーミュラとぶつかるかもしれない。それはやだ。だからこそのどうしよう会議である。

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