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&102

「うーん、ズラララバライト達を使えないのなら、結構厳しいからなぁ……」


 私の戦力はそんなに多くない。ドラクとかしか……ウサギっ子は戦力には数えられないか。そうなると……ね。全然である。私? 私は戦うようなキャラではない。私は座して待つ……が似合う女になりたい。なので戦力がまるでない。てか私の戦力はほぼズラララバライトとヴァラヴァレレイドだっのだ。それが反則級だったからね。

 この二人さえいれば事足りてる。けどその二人を封じられると……いや、別に封じられてるというか……二人が律儀なんだけども。


「ちなみにアーミュラも私が二人を使って周囲の宇宙をとったら敵対するの?」


 私はそんな事をアーミュラに聞いてみた。だって……ね。なにやかんやいってもアーミュラも辺境の神である。はっきり言ってこのゴタゴタは実は他人ごとではない。辺境の宇宙を私がもしも……だよ? もしも統一するとなったら、それってアーミュラも入ってるんだよね。きっと辺境の最大勢力がアーミュラである。うまくアーミュラだけ除外して……なんてできる? いや、ここはアーミュラと手を組めば……楽なんでは?


「私はそうだね。もしもズラララバライト様とヴァラヴァレレイドが攻めてくるとなったら……やられる前に降参するかな」

「そうなんだ。じゃあ、その二人抜きなら……」

「お二方がいなくて私に勝てると?」


 ズアアアアアア――となんかとんでもない 圧力が感じられた。ズラララバライトとかには勝きはないみたいだけど、私にはどうやら負ける気はないらしい。くっそ、女としては、女としては勝ってるのに!! なにせ私のほうが強い味方がいるからね。

 それは私の女としての魅力によるものである。まあ二人は私の女としての部分よりももっと別のなにかに惹かれてる気はするけどね。


「この戦いはラーゼちゃんがその力をどうにかしないと拡大していくことになる。そうなると、いつかは私も……ううん、私はこの機会を上手く使わせてもらうつもりだよ。あっ、そうだラーゼちゃん」

「なに?」


 何やら改まってアーミュラは私に向き合ってくる。


「ラーゼちゃんのパートナーであるあの二人、もしもあの二人を私が潰しても怒らないでね」


 あの二人と言うのはきっとアクトパラスとゼンマイのことだろう。それに関しては私は……


「ああ、別にいいよー」


 と軽く言ってのけた。いや、だって別に……ね。あの二人は私と宇宙を分け合ってるが、仲間かと言われたら首をかしげるからね。知り合いだよ。てかそれに関してはむしろアーミュラのほうが関わり的に深い。だって私達が戦いあったあの星はアーミュラが作り出した星なんだもん。

 ある意味で私達はアーミュラの子供……みたいなところはある。だからむしろアーミュラのほうが情とかあってもおかしくないと思うけど……そんな事はなさそうだね。

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