229
ヌーディケイド達はアンティケイドとは違ってその全身が機械。言う馴ればアンドロイドである。その原動力はマナなんだけど、でも私が彼らの主なんだから、いじくり回すことは出来る。いや実際私はヌーディケイドとかヌーデリアとかその内部の構造は全く知らない。
修理してと言われてもよくわからない。一応自己修復機能はあるから、マナで無理矢理直せるのなら、いくらでも直せる。でもいつもの調整とか、もっとちゃんとした内部のこととかは私は全く知らない。
実際これからすることはあの子達にはとても負担になる。もしかしたら、そのまま壊れてしまうかもしれない。だから悪いこととは思う。でも彼らは受け入れるだろう。だって……それが彼らの史上の喜び。私のために生まれた存在なんだから。
「私の愛をあげる」
それによっていきなりヌーディケイドたちのボルテージがあがる。でもそんなの関係なく、一瞬にしてラジエルに蹴散らされた。その機械の身体が砕け散って、数十体のヌーディケイドたちの残骸が空に散る。
けど次にはヌーデリア達が前に出た。でも私的にはぬいぐるみの外装を纏ってるヌーデリアたちの方が愛着がある。流石にヌーディケイド達よりもいつだって私の側にいたからね。いつも一緒に寝てた仲だし。
なので今のヌーディケイドたちのようにこの子達が散っていくのは見たくないので頑張る。いくら可愛い見た目をしてたとしても、ラジエルとかはそこら辺考慮しないだろうからね。
バラバラになったヌーディケイド達。その部品……残骸、それらはまだエネルギーを纏ってる。それにその質が……変わる。そしてこっちに向かってきてるラジエルへとなにかがぶつかった。いや……ぶつかってない。
なか攻撃をすり抜けた。ラジエルが上を向く。すると……
「なに?」
バラバラになった筈のヌーディケイド。けど確かにそれはきっとヌーディケイドなんだろう。だってそれは機械の部品が組み合わさって一つの形を形どってた。それは大きな翼をもち、長い首の先には大きな口を持った凶悪な顔。長い尻尾に大きな爪を持った四本の足。
「これって、私がゼルの力をいつもよりも多く混ぜたから?」
そんな事をつぶやく。そう、バラバラになったヌーディケイドはまとまってメカドラゴンを形どってた。




