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H335

「私はちょっと休憩するわね」

「わかりましたラーゼ様。椅子とお茶を用意しましょう。お菓子はその持ってる物でよろしいでしょうか?」

「ええ、本当は後でゆっくりと食べるつもりだったけど……力使ったらおなか減ったしね」


 私はそう言ってロイヤルガードの一人にプリン銘菓の新作の箱を渡した。戦闘中にどこに持ってたのかというと、私の力を使って下に落としてた。いや、それしかなかったのだ。

 だって戦闘中には動き回るし、攻撃だってくる。危ないからね。下に一度落とすリスクと、戦闘中も片手に持ってるリスクを考えたら、一回落とす方が安全かなって。


「何をしようとしてるラーゼ!!」


 そういってラジエルの奴が攻撃を仕掛けてくる。でも私までその攻撃が届くことはもうない。なぜなら私とラジエルの間にはヌーデケィドとヌーデレリア、さらにロイヤルガードのかわいい子達がいるからだ。


『こいつら!」


 さて、ロイヤルガードとヌイグルミ達に任せて、ちょっと一息つこうかな。クリスタルウッドの直近は観光地だからね。あんまり破壊された跡もないし、下に降りて色々と一人のロイヤルガードの子が用意してくれる。


 ここはクリスタルウッドの雄大さを感じるために、天井とかがない作りの物が転々とあるんだよね。観光で来る人たちはルートが決まってる訳だけど、当然だけど私にはそんな制限あるはずもなし。

 もちろんのことクリスタルウッドの近くになるにつれて、そこら辺の制限はきびしい。でも私は我が物顔で、その建物を使う。まあ私の物みたいな物だしね。


「中の人たちは?」

「眠らされてるようですね。どうぞラーゼ様」

「うん」


 どうやらラジエル達はこの周辺の人たちを殺してはないらしい。なんとも甘いことで……いや、殺す手間よりも眠らせる方が簡単だったのかも。


 私は用意されたお茶をすすって、無事だったプリンを堪能する。そのちょっと先では戦闘が繰り広げられてるが、うん、なんかスポーツ観戦してる気分だね。


(実況でもしてみようかな?)

「それではラーゼ様、露払いをして参ります」


 そう言って完全武装したロイヤルガードの彼女は、鞭を抜き去った。なんともお似合いだね。美少女に鞭。たまらない。別にロイヤルガードの装備が鞭って訳じゃないよ。ただ単に彼女が鞭を使うってだけだ。

 皆それぞれ適正のある武器を使ってる。なにせ私の部隊だからね。予算は無限だから、贅沢な装備を皆持ってるのだ。


 さてさて、この子達に潰されるのか、どうなのか……まあラジエルにはさっさと死んでもらいたいけど、私の期待に応えてくれるかな?

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