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H332

 ロケットパンチはうまくラジエルに当たった。「やったぜ!」とか思ってると、それでもラジエルの奴は王の剣を振りかぶる。折れたくせに、その刀身で当たるとでも? とか思ったけど悪寒がしたから、私を羽交い締めにしてる奴の手に取れる肉を削いで痛がってる間に、そいつの拘束から抜け出して、ついでにそいつも投げてやる。

 でもそれでもラジエルの奴は王の剣を振りかぶるのをやめない。このままじゃ仲間ごと真っ二つだけど……とかおもってるとすり抜けた。そして私へと向かってくる。


「まさかそれ、私しか切れないとか言わないよね!?」

「王の剣は、偽りの王を斬る!!」

「誰が偽りよ!」


 私は別に簒奪したわけじゃない。その席が空いてたから私が座っただけだよ。それにまだ全世界の王とか名乗ってないから。いずれはそうなると思ってるが、まだ私は自分のエデンの場所の王ってだけだ。しかもそのエデンは私のためにあるような場所なのに、そこで偽りの王とかいわれてもね。

 むしろエデンは私のことを待ってたくらいだっての。誹謗中傷だよ? 女の子を傷つけるとは、イケメンのくせにそういうところだよ。やっぱりラジエルなんかにはうさぎっ子は任せておけないね。私たちの長い因縁も終わらせて、うさぎっ子をそろそろ私の手の内に……ね。


 王の剣を躱して再び私は距離を取る。あれには一撃だって当たりたくはない。けど刀身がなくなったことで、逆に危なくなってしまったね。なにせ剣自体を大きくしたり小さくしたりするのは大変でも、その力――エネルギーを大きくしたり小さくしたりするのは簡単だからだ。

 しかもエネルギーはわかりやすく目に見えるものでもないしね。別に私なら見えないわけでもない。私だって色々な種と交わってその特性をこの身に内包させてる。だからそういう感知的な能力を持ってる種の特性を引き出せば見える。


「うおおおおおおおおおおおおおお!!」

「やあああああああああああああ!!」

「ぜいやあああああああああああ!!」


 敵はラジエルだけではない。さっき投げ飛ばした奴とともに、ラジエルのお供であろう奴らが私に迫ってきてる。そいつらはそれぞれ特徴的な見た目してる。腕がいっぱいだったり、翼があったり、その体を毛が覆ってたりとね。

 ラジエルとともにここに来たって事は、こいつらはオウラムの中でもかなりの戦闘力を有する種なんだろう。私は手を前に出して間に障壁を張った。それに奴らがぶつかってる間に、再び手放してた銃を手元に戻して、そいつらを狙い撃つ――と思ったら、再びラジエルが迫ってくる。


「うざったい。そんなんじゃモテないわよ」

「俺には信じてくれてる者達がいる!」


 あっそ。それにしても複数人を相手にするのは面倒だ。そんなことを思ってると、空からヌイグルミ達とともに、増援がやってきた。

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