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H241

 アクトパラスとゼンマイの融合体の頭を貫いた王の剣はそのまま強く光、その頭を焼き払う。そこまでするか……って感じだけど、まあそこまでしないと安心はできないよね。


 それだけ上位種というのはしぶとい。実際、頭を焼いても、アクトパラスとゼンマイの融合体は動き出した。一瞬体が溶けたと思ったら、周りに広がって、モノクロのアンティカを包みこもうとしてるみたいだ。

 でもそこに光が一閃した。白い光が舞っている。すると溶けて広がってたアクトパラスとゼンマイの融合体が吹き飛んだ。


「なにあのチート」


 あのアンティカは確かに性能高かった。なにせエデンはこちらがおさえてて、そしてエデンに住んでた羽持ち達は私たちの陣営にいる。だからあのモノクロのアンティカの全容を私は知ってる。


 それはそれはすごい性能だったけど、今やあのモノクロのアンティカと同じ性能の、いやそれ以上の性能の機体をこっちはつくり出せてる。一応オウラムにもアルス・パレスがあるし、アンティカを製造することは出来るとは思う。

 けど……だからって私達みたいに発展させるまで行くかというと、それはきっと無理だという見解だった。そしてそれはここまで他にアンティカが出てこないところを見るに、間違ってないと思う。

 そもそもがアンティカは弱い人種が他の種族と渡り合う為にあるといっていいからね。人種がいないオウラムはあれ以上のアンティカを必要としてないってのはあるとは思う。

 

 なら、あのアンティカも使えてはいるが、私たちのように改良を加えていくってことはないはず。ならきっと私が知ってるスペックのままだと思うんだよね。

 でもあれはどうみても……


「スペック以上の性能にしか見えない」


 そもそもがあの光を放つ機構は元はなかった。アンティカのゼロに似た機構だけど、ゼロはあとから追加した肩と背面の機構でそれをやってるからね。

 あんな元の装甲がスライドしてって感じじゃない。


「ある程度の改良位はしてるか……」


 でも誰が? よくわからない。それにある程度の改良で超えられたら、ネジマキ博士とかわいそうだよね。なんか見た感じ、出力がこっちのアンティカよりも高め目に見えるし、色々となんかおかしい。


 そんなことを思ってると、アクトパラスとゼンマイの融合体を退けたモノクロのアンティカがこっちにむかってくる。なんかさっきよりもその剣輝いてるけど、おかしいでしょ。私は片手間でやれるでしょ。


「まあ正しいけどね」


 セーファの炎のせいで動けないが、もうやることは決まってるからいい。ギリギリのタイミングまで引き付けて、アンティカ事ラジエルを殺す!


 私は内包させてるエネルギーどんどん増やして王の剣が私を切り裂くと同時にマナを使って爆発した。

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