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H213

「見て捨てるのズカ?」

「見捨てるわけじゃないよ。私は彼らを信じてる。なにせあの……あの! 666部隊だからね。奴らは死神……どんな危機だって乗り越えてくれるよ」


 まあ人伝いに聞いただけだけど……人種の軍では彼らはそう呼ばれてるみたいだ。まあその死神達もかなり数が減ってるみたいだけど……てか寧ろ、彼らに注目が集まってるのは私的には好都合というか?

 だって侵入しやすいし。ぞれに彼らだって私の役に、いや、私の役にたつということは人種全体の益になることだ。それは本物ではなかろうか?


「しかし……」

「だいぶ、人種に同情的じゃない。最初は『あんな脆弱な種に下るなど』とか言ってなかったっけ?」


 バイセンにそう言うと彼は顔をそむけた。彼も若気の至りを恥じてるようだ。まあ恥と認めれるだけ成長してるよ。ドンマイドンマイ。


「くああああああああああああああああああ!?」


 そんな断末魔の声が響いた。全く耳障りな……どうやら拷問というか、いやそんなものじゃないねあれ。ただいたぶられてるといった方が正しい。なにせさっき大きな戦いを切り抜けたんだ。まだ興奮してる奴らが多いんだろう。


 かと言ってオウラムに所属してる同士で戦うことは禁じられてるるのかも。だから捕虜をいたぶってる。なにせこの世界、別に捕虜に関するなにかした決まりがあるわけでもない。てか人種がそんなの決めたって、他の種族が従うわけない。だから捕虜に成った時点てそいつの運命は大体決まってる。だから彼らだってきっと覚悟してるだろう。


「さっさといくわよ」

「しかし……」


 そんな事を言ってる間にも、更に幾重にも断末魔が重なる。確かになんかイライラする。可愛そうとかじゃないよ。イライラする。だって人種はまあ私のものだし。そんな私の物が、なんかぶっきら棒に扱われてると思うと、なにしてくれんの? って思う。それにそを見て、ゲラゲラと笑う奴ら。


「きえろ」


 私は私は気づいたときには殺ってしまってた。マナを手の先に集めて、放つ。それでも腕華なくならいようにかなり押さえたが、その砲撃はゲラゲラと馬鹿笑いしてた種をかなり巻き込んで消し炭にしてくれた。


「流石です!」


 そう言って私が攻撃したときには、既にバイセンの奴が走ってた。そしていきなりの攻撃で混乱してる所にバイセンの巨体での襲撃が合わさって、オウラム側にまた混乱が広がっていく。


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