表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1151/2421

H179

「なんであんた達もいるのよ?」


 エデンの玉座の間にやってきたのはヘビとハゲだけではなくグルダフやら、カタヤとか更にはなんか鉄血種おの面々。なんでそいつらが? 始祖と共になんかやってたんじゃないの? 


 あいつ時々、私を抱くためだけに顔だしてたくらいだけど、他の奴らは全然寄り付きもしなかったはずだけど。その始祖の奴は居ないし。一体なんの用だっていうのか……私は忙しいんだよ


「特にその一番うしろの奴ら」

「ご無沙汰してますエアリーべ様」

「私の肩書を増やすな。呼ぶならラーゼって呼びなさい」

「ではその御心のままに」


 鉄血種共は私の事を始祖の恋人と認識してるからか『エアリーべ』なるなんか鉄血種の間で語られてる『花嫁』的な相性で呼んでくる。まあ時々あの始祖が呼んで来てたからね。

 それがきっとコイツラにも移ってるんだろう。てかこいつらが自然とエアリーべとかいうのは、あの始祖がコイツラの前では私の事をそう読んでるって事だね。

 きっと自慢げにノロケ話とかしてるんだろう。


(あれ? なんか恥ずかしくなってきたぞ)


 私は私に対して絶対の自信がある。だからどんな私だって最高に可愛いと思ってるんだけど……なんか他人にそういう行為を話されてると思うと……ね。だって始祖とはそういう行為以外してないし……端的に言えばビジネスセックスしかしてないからね。

 ならあいつがコイツラに話すことって、自然とベッドの上での事になるじゃん。なんか顔合わせづらい。


「ご心配なく。貴女の反応はとても可愛らしいと聞いています」

「そういうところだから!?」


 だからベッドでの事を外に漏らすなよ! あの野郎とはしばらくの間やらないでおこう。そう思った。


「ラーゼ様、彼らは全てが手に入ったとのことです」

「なっ……」


 私は「なにそれ?」と言おうとして口を紡いだ。そういえば、なんかあの始祖がそんな事を行ってた気がする。けっこう重要な事だったような……でもあいつの腕の中にいる時でウトウトしてたから、記憶が曖昧というか……なんでそんな重要な事を行為の後で言うかな。

 疲れてるんだから眠っちゃうじゃん。あいつ見た目と違って激しいし……かなり長期間ハッスルするんだもん。

 まあそもそもあいつが顔だすのそのためだから、その行為のときに言うしかないんだろうけど……


「なるほど、それで始祖が既に動いてると言うことですね」

「そうです」


 よし……全然わからん!! なんか当てずっぽうでそんな感じの事を言ったらビンゴしたみたいだ。とりあえずそうだね。なんか始祖が動いてるから、こっちに合流してきたのなら――


「とりあえずグルダフ、そいつらをよろしく」

「私ですか!?」

「だって軍の統括でしょ」


 丁度この場にいたグルダフに鉄血種の事は丸投げする。これでよし。さっさと本題に入ろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ