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H167

 アンティケイドからの映像を一番前にして、大きさも大きくする。青い空に黒い……あの気持ち悪いスライムみたいなのが浮いてる。オウラムの都市の手前まできてる訳だけど――


「アルス・パレスね。どんな兵器を作ってるやら」


 実はアルス・パレスを奴らが修復してるのはそうじゃないかと思ってた。そもそもが羽持ち達がそんな事指摘してたし。パレスには自動修復の機能があるのはわかってたのだ。だから……ね。でもパレスほどに大規模なものを修復すると成れば、それこそ膨大なマナが必要ではある。修復機能だって、この玉座に座る王がいないと、それこそ年単位……何十、何百年単位で必要なはずなのだ。

 でも見た感じ、アルス・パレスは既に完璧に修復されて更には稼働もしてる。やはり環境が良かったらしい。あの山……まあ火山だね。火山はまさにエネルギーの宝庫である。それこそ星のエネルギーが溢れ出してる場所だ。だからこそ、それを使ってアルス・パレスは修復出来たんだろうね。とても速く。彼奴等の拠点がたまたまそうだったんだよね? わざわざあそこにオウラムを移動させたわけじゃないはず。


「それなりに頑張ってる様に見える……」


 オウラムの軍は何やら鎧的なものを着てる。まあデザインは種族によってところどころ変えてるみたいだけど、共通してるところがある。それは背中側に何やら宝石みたいな核の様な物があるってことだ。そしてそれを身にまとったオウラムの兵士達は、とても動きがいい。もともと人種とかじゃない彼らは超人的な動きが出来るわけだけど、それが二段階くらい上に行ってる感じがする。まあやっぱり人種とは違う感じでパワーアップを図ってる感じだね。


 人種はそもそもが雑魚である。だから色々と装備を多様化する事で、戦力の底上げをしてるわけだ。装備のクオリティが人種の強さに直結してるといっていい。最たる例はアンティカだね。あれなら、大抵の種族には対抗できる事が証明できてる。でもオウラムが作ってるのはそういうのじゃないようだ。そもそもかあの鎧事態は種族に酔って変化とかなさそうだし、何か特別な機能があるってかんじでもない。

 ただシンプルに一点だけを突き詰めてるねあれ。それはマナだ。マナを蓄えてるみたい。様々な種は固有の力を有してる訳で、それが一番の強み。でもやっぱりそういうのを使うにはマナが必要だ。何をやるにはマナは必要だから、あの鎧は様々な種にマナを与えるためのものだね。元から大容量のマナを持ってる種だっているけど、だからって枯渇しないわけはない。それにそもそもが自分のマナが二倍とか、三倍になるのなら、やれることはより多くなるんだもんね。

 複雑に色々と要求なんて人種以外の種はしないしね。だから単純にマナだけを倍増させる手段でいったんだろう。まあ合理的ではある。アルス・パレスの使い方としてはもったいない気はするけどね。


「おっ、大きく削ったね」


 軍とかになってるだけあって、連携もちゃんとできてるみたいだ。そいつらが力をあわせてアクトパラスとゼンマイが融合してる黒いスライムを削った。でもそんなことくらいで終わる最強種ではきっとない。期待してるよ!!

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