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現女神の事情

コンコン

「失礼いたします。お呼びでしょうか」


「あぁ、いらっしゃいハクアくん」


大きな机と椅子からは不釣り合いな小柄な女性がにこやかにこっちを見ている

――毎回思うがこの一見少女のような人が理事長とはどうしても思えない…


「理事長がお呼びと聞いたのですが・・・」


「実はねハクアくん、あなたに頼みたい仕事があるの」


「仕事・・・ですか?」


「人間界へ降りて女神候補を見つけてきて欲しいの」


「に、人間界ってもう何百年も天界の者は地上へは降りていないはず、なぜ女神候補など、現女神様はどうなさったのですか?」


「それが、女神は女の子を産んで後継者にするのが普通なんだけど、今の女神は3連続男の子を産んでつい最近さらに三つ子の男の子を出産してねぇ、育児ノイローゼと産んでも産んでも男の子だというショックから女神の仕事も手につかなくて。

それに私たち天の使いの者は女神にはなれないし、だから急きょ人間界から女神候補を選ぶことになったの。

これでもうちは天界で1、2を争うエリート校よ、そのトップのハクアくんなら女神にふさわしいこを連れてきてくれると信じてます」


――また随分と面倒なことを簡単に…


「わかりました任せて下さい、必ず見つけて参ります」


「では女神候補を見つけたらそのこにこの腕輪をつけるのです、そうすれば多少ですが女神としての力を使うことができます。さぁ、それでは出来るだけ人間界の人が多く集まるところに送りましょう」



理事長が大きな杖で床をトントンと叩くと、魔方陣のようなものが現れ光を放ち中へ入るとハクアの体は浮き

「それでは健闘を祈っています」との声を最後に眩しい光に包まれた…






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