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僕の私の7日間。  作者: さくら
3/4

ありがとう。


 何度目だ、私が泣くのは何度目だ

どれだけ泣いても枯れない涙。

 何度泣いても取れない不安と恐怖

優しさ温かさ。



「私のどこが好きなんだよ…」

「どこがってそんなの言えない」


 目線をそらし顔が赤くなってることから

私は目をそらす。

 信じたくない、この人は私に惚れていた

本当に好きになってくれてる、私も君と一緒

君に惚れている、大好き。


 この気持ちは言えないまま終わった

いつ終わったのだろう。

 本当だった気持ちは外を向いて消えている

私に送られていない気持ちは今は外の誰か

君の隣にいるその子に送られている。



「好きって言ったくせに…」

「どうしたの急に」



 前にいた友達に驚かれる

そうだ、今は違うあの現場から目線をそらす。



「ごめん、何もないよ」

「そう?」

「何かあるような目ですか?これは!」



 そう言って私は自分の目を友達の目と合わす

思わず友達は私と視線を合わすとすぐ横を向いた。



「全然見えないわ」



 友達がそう呟いてまた私に視線を戻す

こいつ…目思ったよりでかいな。

 思いながらふと視線を逸らし君の方向を見た

窓の外その向こうにある窓に、君はあの子に…

私は友達のほうを見たがそこには誰もいなかった。



「あいつ…また察してどこか行きやがったな」



 たまにはありがたく思うものですね

友達というのに感謝。

 私はこの1年という短い恋に落ちて

付き合い、今終わろうとしてる。



ありがと。私の好きだった人

さよなら。私を好きだった人


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