悪魔が悪者って誰が決めた!?
間違っている場所などご指摘お願いします
一つ一つの話がとても短いです
おもしろいなと感じたらコメントお願いします
俺の名前は、神岡和也
どこにでもいる普通の高校生だった・・・・
普通じゃないといっても
別に運動にたけてるわけでもなければ
頭がとてつもなくいいというわけでもない
ただ三日前に、家族を全員失って
それを追うように死んでいっただけだ
確かに死んだはずだ
そして目覚めたら真っ暗な場所に一人で横になっていた
やることがないので生前のことを話しておこう
俺の家族は三人で、父親と母親そして双子の弟がいた
けっして金持ちではなかったけれど
家族四人で仲良く暮らしていた
俺と弟は同じ高校に進学することができ
楽しい学校生活を送っていた
そして、夏休みに父さんの提案で
家族四人で旅行に行くことになった
わざわざ高級ホテルを予約してくれたにもかかわらず
俺は前日に熱をだしてしまって、家族三人とただ一人の親族の
母型のおばあちゃんをさそって旅行に行った・・・・・
熱がようやく下がったときに家に一本の電話がかかってきた
「あの、神岡さんのお宅でしょうか」
「はい。どちらさまでしょうか」
「私は$&署の警部の三輪と申します。落ち着いてきてくださいね
実は本日二時過ぎにOO道路で事故がおこり、父親のただしさん
母親のめぐみさん、弟のゆうきくん、祖母のみつえさんが亡くなりました」
俺はおもわず受話器を落としてしまった
信じられなかったのだ
あんなに元気だった家族が死んでしまった
一通り話を聞いた後、なにかの冗談だと思って、テレビをつけた
「本日午後二時過ぎ、OO道路で、神岡ただしさん、めぐみさん、ゆうきくん、祖母の
みつえさんが、対向車線からきたトラック運転手、山原辰夫さん(52)歳と正面衝突し
本日午後三時すぎ、市内の病院で亡くなりました」
それを聞いて、冗談ではないと分かった俺は、自分でも考えられない行動にでた
首つり自殺だ
それからの記憶は無い
とまぁこんな感じだ
だいたい暗闇に目が慣れてきた
するといつの間にか、目の前にフードをかぶった男がいた
そいつはいきなりこう言ってきた
「悪魔にならないか?」
「はぁ!?」
「だから悪魔になれと言っている」
「俺は死んだんだろ!天国に行かせろ!!」
「お前なんもわかってないなぁ~
確かにお前の家族は天国に行った
だけどお前は自分の命を無駄にした
だから天国には行けない」
「えっ!?マジ?」
「ああ」
だいたいなんで俺が悪魔にならなきゃなんないんだ
他にも人はいるだろ
「理由を教えてほしいか?まぁ気分だな」
「!?なんで心が読めたの・・・・」
「悪魔だからな」
「悪魔なんて・・・・」
「しょうがねーな。じゃあお前が悪魔になったら家族を生き返して
やろう」
「ほんと!?」
「ああ」
その悪魔はニヤリと笑いそう言った