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10-2

 それから夕海は、彩名の体験をどうにか証明しようと、中世史に異常に詳しくなった。


 三段になったとき、大学への進学を一度は諦めたが、最近は彼女の影響で受験も目標にしようかと考えている。


 もちろん、第一の目標は今も変わらず四段になることで、きっと両立は簡単でないだろう。


 ただ、今期のリーグ戦は好調な滑り出しだ。


 それに比例して、メディアを含めた周囲からの注目度や、あるいは、対戦相手の男性棋士の本気度も確実に増していた。


 以前の彩名であれば、萎縮して、どこかで心が折れていたかもしれない。


 ただ、今はきっと違う。


 尋常ならざる勝負で、文字通り死線をくぐった、あのときの空気感や息づかいを思い出すまでもない。


 他人にとっては何の価値もない、自らの矜持や、家の名などというものに命を賭した、伏見や中将たちを前に、こんな平和な世界でやすやすとくじけることなど、許されないのだから。


ご精読、ありがとうございました。


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