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 携帯の振動で目が覚めた。


 米原で在来線に乗り換え、長浜駅の改札を出たところで、父が待っていてくれた。


 奨励会(しょうれいかい)に入って以降、棋戦がある日はほとんど迎えにきてくれる。タクシーで帰ると何度か断ったが、会社からの帰り道だと聞き入れられたことがない。


「ま、気にするな。まだ十年もあるんだから」

「今日はリーグ戦じゃない」

「え……。じゃあ、相手は女の人?」

「お父さんは三段リーグを過大評価し過ぎだよ」

「だって、女流でかなりの段位の人でも、奨励会の初段といい勝負だって――」


 一般論として、それは間違いではない。ただ、指すのはあくまで心を持つ人間であって、コンピュータとは違うのだ。




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