エピローグ
何年、何十年、何百年? ゲームをしていたのだろう、部屋の様子は全く変わっていない
当初ゲームをクリアする人間はいないだろうと思われていた
AIは過去の歴史を学び人類の平和的な存続を図るべく選別を行った
IQの高い者、健康な者、合理的な者、博愛、運動能力の高い者、様々な視点で選別を行ったが結果的に人類は現状に満足できず破壊し原始へと戻り同じことを繰り返す
今回試みられた選別は「運」、ゲームクリアの確率は10の100乗分の1 ほとんどの要素がランダムに選定されている
クリア条件は7つの精霊全ての加護を得る事(プレイヤーには知らされていない)
人間に生まれる者、魔物に生まれる者、赤ん坊、年寄り、病弱、障害などのハンディキャップもある
生まれてすぐ殺されるもの
一生奴隷として働くもの
商売を始め豊かに暮らすもの
剣士として名をはせるもの
幸せな暮らしが出来るだけでラッキーだ
精霊の情報も少ない、精霊に会う順番も重要だ、出会いも重要、全てが運任せだ
そんな中でクリアした者がいる
AIはさっそく精子バンクからその者の精液を取り出し新たな生命を生み出そうと試みるが何故か受精しない
クローンも試みられるが成功しない
人工授精もクローンも児戯にも等しい技術なのに何故か成功しない
ありとあらゆる技術を駆使するものの彼の系譜を残すことが出来な
彼の遺伝子は厳重に厳重に保管された
数百年後、地球に隕石が落下、未知なるウイルスが蔓延
そんななか戦争を始める、核、化学兵器などを使用し地球上のすべてを地獄と化し人類は絶滅した
バックアップは沢山有った、核にも耐えられる施設も
しかし今回の災害はAIの想定を上回っていた
人類の愚かさと自然の驚異
この星は崩壊した
ひとつだけ生き残ったAIは宇宙をさまよい生まれて間もない星に漂着した
最後の仕事を果たした後AIはその光をうしなった
その男は地上に居た何をすべきかなど考えない、やりたいことをやる、それが冒険だ
最後まで読んでいただきありがとうございました




