30-1 航海士修行1
「じゃあ、カレンさんとはお別れッスね」
「しばらくはこの町の治療院にいるから困った事が有れば顔を出してくれ」
「そうだ、この町で船乗りになるにはどうしたら良いんッスか」
「船乗りになるのか?」
「兄貴がどっかの島へ行きたいらしいんッスけど、海で迷子ってのも困るんで航海術を勉強したいんッス」
「そういう事なら図書館で知識を学ぶ方がおすすめだな、猟師や船乗りは教えるのが下手だからな」
「ありがとう、じゃあまたッス」
カレンと別れ港へと向かう。図書館で知識を学ぶのは兄貴達に任せる
港には大きな船や小さな漁船、色々な船が並んでいる
ブラブラと歩きながら見ていると隅の方で数人の子供と髭を生やしたガタイの良い男が中型の船で訓練の様な事をしているのを見つけた
子供たちは褌一丁で中には何も身に着けていない子もいる、指導者らしき男は褌に法被の様な物を着ている
しばらく眺めていると休憩時間の様で船から上がってきた
太った全裸の少年を捕まえ話を聞く
「ここは学校なのか」
「親方に船の動かし方を教わってるんだ」
「俺達も教えてもらえんかな」
「親方に聞いてみれば」少年は仲間の方へ走って行った
「親方、俺達も弟子にしてくれ無いか」
「なんだ、おめーらは」
「冒険者なんだけど、今度海へ出ようと思ってるんだ」
「海を甘く見るなよ」
「だからこうして頼んでるんだよ」
「何をくれるんだ、まさかただで教わるつもりじゃねぇーんだろ」
「何が欲しいんだ」
「お前ら冒険者なんだろ「銛」なんて用意できるか」
「良いッスよ仲間の鍛冶師に頼んでおくッス」
長さや形状の希望を聞いてホテルへ戻る
「カイさん、漁に使う銛を作ってもらいたいんッスけど」
「もう銛の心配か、気が早えな」
「俺のじゃなくて、船の親方に弟子入りする為の献上品ッスよ」
「そういう事ならとびっきりのをつくってやるぜ」
カイの作った銛を手土産に弟子入りを頼むと二つ返事で受け入れてもらえた
「特別扱いはしないぞ、ガキどもと一緒だ、まずは邪魔な服を脱げ、海の男は裸で勝負だ」
二人は何の躊躇もなく全裸になる
ガッチリ筋肉質のドーガ、太っているが腹が出ているだけではなく手足も太い太一、二人ともデカイ
「褌は締めてていいんだぞ」
「もともと褌は締めてなかッス」
「褌は窮屈ダス」
「… お前はそうかもな」
「スゲーな、うちのとうちゃんの倍以上有るぞ」
「こっちの兄ちゃんは子供なのか? 俺とおんなじだ」と太った褌をしていない子供が笑う
他の子どもたちも二人のモノを興味深げに眺めて笑っている
ドーガと太一はしばらく親方の所で合宿生活に入る
カイとダイは図書館へ行き船の構造などを学ぶ
ボブ達には航海に必要な機材を用意してもらう
「お前らは今日からここでガキどもと一緒に生活しろ」
案内されたのは港の隅に建てられた粗末な小屋だ
食事の材料は親方が持ってくるので自分たちで料理して食べるのだそうだ
港町だけあって魚介は豊富だ
売り物にならない物をただで貰ってくるらしい
朝早く起きて漁へ行く準備の手伝い、その後、貨物船の荷下ろしの手伝い、午後に授業が有って、その後、貨物船の荷上げの手伝いなどをする
子供たちからは食事代や授業料は一切貰っていないらしいが、船の手伝いの駄賃が親方の取り分になるとの事
ドーガが食事を作ると、たちまち子供たちの人気者になった
匂いにつられ親方も顔を出す
「こりゃぁ旨そうだな」
「どうぞ、親方も食べてください」
「旨いな、シェフでもやっていけるんじゃないのか」
「そう言ってもらえると嬉しいッス」
「だがな、飯当番は交代だぞ、子供達にも料理を覚えさせにゃならんからな」
「俺がみっちり仕込んでやりますよ」
「おめーらは大人なんだし酒場へ行って酒でも飲んできて良いんだぞ、冒険者なら金持つてんだろ」と親方
「金ッスか、俺達ほとんど旅してるんで金を使わないんッスよ」
「ほぼ自給自足だぁ」と太一が笑う
「そうなのか、報奨金とか出るだろ」
「全部兄貴に預けっぱなしッスね」
「食べ物は現地調達するし、武器や防具も材料拾って仲間が自作するし、たまに町に寄った時のホテル代くらいしか使うことが無いだよ」
「冒険者ってのはそういうもんなのか」
「俺達は特別かもしれないけど、旅のついでに冒険者やってる感じッスね」
「酒かぁ、飲んだ事ないだす」
「俺もだ」
「なんだ、飲んだ事ないのか、海の男が酒くらい飲めんでどうする」
翌日、親方が酒を持って現れた
「ほら飲むぞ」
子供達は既に寝ているので静かに酒を飲む
「なんか、変な味だなぁ」
「頭がクラクラするだぁ」
二人ともあっという間に伸びてしまった
「なんだ、だらしねぇーな」話し相手がいなくなった親方はすぐに帰ってしまった
寝ているはずの子供達が二人に近づき寝ていることを確認する
「このでかいのスゲーよな」ひとりが太一のモノを指さす
一番小さな子が手を伸ばし摘まんで持ち上げる
「おい、やめろ」と兄が慌てるが太一は鼾をかいて起きる気配がない
「重いぞこれ」
触っても起きそうにないので、みんなで寄ってたかって太一のモノを弄繰り回す
「大人のモノって初めて触った」
「父ちゃんも触らせてくれないもんな」
「なんか硬くなってきたぞ」
「デカくなってきた」
「すげー蛇みたいに動いてるぞ」
「デカいなぁ」
部屋の中は薄暗く細部が良く見えない
さんざん弄繰り回し、その日は飽きて寝てしまった
翌朝、太一達はアルコールのせいで寝坊している、先に起きた子供達は太一の朝立ちをみて面白がって弄っている
「あっ、おはようダス」太一が起きると慌てて何もしていない風を装う子供達
「おはようダス」と子供達が笑う
「太一のはでけーな」と子供達
「朝は硬くなるでデカくなるだよ」
勃起している事を全く気にするそぶりもなく平然としている太一
「オラ小便」と立ち上がる
上を向いて臍をたたいているモノは歩く度にブルンブルン揺れる
便所と言っても海へ突き出した桟橋の先端で用を足すのだ
子供達も一緒に付いてくる、両側から太一のモノを眺めて笑っている
桟橋の先まで行くと腰を突き出し手を腰に当てて小便をする太一
それを見て真似をして一緒に小便をする子供達
小ぶりのモノを摘み振って雫を飛ばす子供達に対し放尿して力を失ったモノに触れもせず帰ろうとする太一
「振らないのか」と子供達
「小便したら振るんだぞ」
「そうなのか、おら振った事ないぞ」
「俺が振ってやる」言うが早いか太一のモノを掴みプルンブルと振り回す
「俺もやる」と取り合う子供達
掴んでいたのを取られないようにしっかりと握り引っ張ると反対側から亀頭を掴み引っ張り返す
「ひゃぁ、やめてケロー」と口では言うものの、腰を突き出して弄りやすくする太一
二人に乱暴に引っ張られ萎えかけたモノは再び硬さを取りもどす
「またデカくなった」
「お前達が引っ張るからだぁ」と笑う太一
これだけ弄っても嫌がらず笑っているので太一のモノは触っても良いと認識する二人
「太一のってなんでこんな形なんだ」
「先っぽが大きくてツルツルしてる」
「皮が剥けてここに引っ掛かって戻らなくなったんだぁ」とカリの部分を指さす
一人が皮を引っ張り亀頭に被せるがすぐにペロッと剥けてしまう
「ホントだ」
もう一人も同じように引っ張る、面白がって繰り返す二人カチカチになって上を向いている
パンパンになった亀頭のカリの部分を擦ったり裏の筋を撫でたり
「ここから小便が出るんだな」と先端の割れ目を指先でつつく、もう一人が小便の穴を開くと
「中は真っ赤だな」と二人で覗き、開いたところへ指を突き立てた
「そんなとこに指を突っ込んじゃダメだすー」と身もだえする太一
「痛かった?、ゴメン」と言って優しく亀頭を撫でると手がヌルヌルする
「何かヌルヌル」が出てきたぞと手を放す、先端から糸を引いているネバネバ
「太一がおしっこ漏らした」
「おしっこじゃないだよ、おめぇらは出ないだか」
「おしっこしか出ないぞ」
「弄ってると出て来るダヨ、もっと弄ると白いのが飛び出るだよ、オークみるくと同じだぁ」
「そうなのか」
「そんなの見た事ねーよ」
「太一、出してみてよ」
「これから仕事だべ」
「仕事が終わったらでいいよ」
「臭いだよ」
小屋に残っている子供達はドーガのモノを触っている
「小さいけど硬くなってるぞ」
「しかし、ほんとに子供みたいだな」
先端の余った皮を摘み引っ張ってみる
「ウーン」と唸り目を開く
「遅いぞ、朝の仕事が始まるぞ」
今まで弄っていた子供が声をかける
ドーガも勃起しているのを気にもせず、立ち上がりトイレへ向かう
子供達は全部で6人で8歳10歳12歳の3人兄弟が二組という構成
一番下の子供は褌を締めていないが上の子は褌を締めている
港町で気候も温暖なので褌一丁で十分だ
下の二人も年頃になって羞恥心が目覚めれば褌を占めるのだろう
太一について回っているのは一番下の二人でドーガのを弄っていたのは上のふたりだ、中の二人は朝食の準備をしている
二人組で動いているようだ
港での仕事は肉体労働で子供達の体は自然と鍛えられる
三人兄弟の上は筋肉質でガッチリとした体格、下はボテッとした幼児体形、中はその中間といった感じだ
船乗りの勉強というのも有るが住み込みのアルバイトという方がメインの様だ
俺達が加わる事で仕事は倍以上捗った、貨物船の船員もほとんどが褌一丁で仕事していて全裸でもそれほど奇異な目で見られる事はない
「よぉ、兄ちゃん達は何の罰ゲームだ」などと船員から声をかけられたり、褌を締めていない俺達を見て優しく笑っている人がほとんどだ
「今日からお世話になるんで、よろしくお願いするッス」と笑顔で挨拶し、通常数人で運ぶ重い荷物に手をかける
「兄ちゃんそれは一人じゃ無理だぜ」と笑う船員
腰を落とし「フン」と力を入れると筋肉が浮かび上がり荷物が持ち上がる
「スゲー力だな」
馬鹿にしていた船員も一目置くようになるし子供達も羨望のまなざしで見るようになる
荷物を下ろし終わると休憩時間だ
「今日はドーガ達がいたから早く終わったな」と子供達
勉強の時間が増えた
親方はカイの作った銛を仲間に自慢してまわったところ思った以上に羨ましがられ、実際使ってみると使い心地が抜群で、極め付けは客船の乗客の中にいた目利きの金持ちに1000万で譲ってくれと頼まれて上機嫌になり俺達の指導にも熱心になった
午後の仕事は貨物船の荷物の積み込み
「おーい、こっちも手伝ってくれんかー」と呼ばれ
「オラが行ってくるだぁ」と太一が応じる
「太一、そっちは…」
少年が止めようとしたが既に太一は走り去っていた
「なんか不味いのか」
「いやぁ、どうだろうなぁ」と笑う
太一が呼ばれたのは客船の荷物の積み込みだった
上品な服を着た客が船に乗り込むために並んでいる
太一は意に介さず平然と「どれを運ぶダカ」と乗客のすぐ近くで待機
乗客たちは全裸の太一をみて笑ったり顔を背けたりしている
「ちょっとあんた、そんな恰好では困るよ」
「オラ荷物運ぶだけだからなんも困らんよ」
「あんたが困らなくてもこっちが困るんだよ、とりあえずこれをこうして」
腰に布を巻きつけられてしまった
「なんか邪魔だなぁ」
「荷物はこっちだよ」
乗客の荷物を船内へ運ぶ、腰布のしたから先っぽがはみ出しているし、しゃがむと丸見えになるが気にせず大きな荷物をテキパキと運ぶ太一
特に身成の好い紳士が船員に
「あれは奴隷なのか」と怪訝な顔で尋ねる
「と、とんでもありません、奴隷など使う事は有りません、積み荷を運ぶ人足です」と船員は否定する
「奴隷にしたってあの格好はいただけないな」
荷物をいっぱい担いで太一が近くを通りかかった
「おい君」と呼び止める
「オラだか」と立ち止まる
「君は奴隷なのか」
「オラは冒険者だぞ」
「冒険者がなんで荷物運びなどしているんだ」
「ただの手伝いだぁ、駄賃も貰ってねぇーぞ」
「それでは奴隷ではないか」
「好きでやってるんだから奴隷じゃねぇーだ」
「そう思い込まされているんだよ、私が開放してやる」とすごい剣幕だ
「それは困るだよ」慌てて荷物を下ろし冒険者カードを出して見せる
「Bランク冒険者だと、そんなわけないだろ!!」更にエキサイトする
「太一―、手伝いに来たぞ」とドーガが駆け寄ってくる
「君もか」
「なんッスかこのおっさん」
「オラの事を奴隷だと言って助けてくれるって言うんだ」
「冒険者だって言ったども信じてもらえなくて困ってただよ」
「俺達は奴隷じゃないから心配しなくて良いッスよ」
「君もなのか、どうやってコントロールしているんだ、裸にされてソレも改造されているのか、異常に大きいと思ったらこっちは異常に小さいし毛まで剃られて」
「失礼だな」と言いながら冒険者カードを見せる
「Sランクだと、お前の様な若造がそんわけないだろ」
「どうすれば信じてもらえるんだ」
「もし冒険者というのなら私と手合わせをしてみたまえ、私に勝てたら認めてやろう」
「えーっ、どうする太一が相手をする?」
「オラは手加減が下手だよケガさせちまうべよ」
「仕方ないなぁ、俺がやるか」
「私は剣術の指南役をしていたんだ、怪我の心配などいらん」
勝負は一瞬だった、ドーガの槍が紳士の剣をからめとり弾き飛ばした
「これで良いんッスか」
「そんなバカな、まったく勝負にならないなんて」
「信じてもらえたッスか」
「わかった、信じよう」
「ならば言わせてもらう「ズボンをはきなさい!!」」
「ご、ごめんなさい」
子供達が応援に駆け付けたので後は子供達にまかせ二人は退散する
夕飯を作って子供達を待つ、程なくしてみんな帰ってきた
「お帰り、悪かったな」
「すまなかっただな」
「別に良いよ、たまにああいう客がいるんだ、褌してても言われる事が有るからな、あっちへ行くときはズボンを履くんだ」
「次回から気を付けるよ」
「さっきのは凄かったな、遠くからだから良く見えなかったけど」
「ああっ、おっさんとの手合わせか」
「あのさぁ、ドーガと太一はどっちが強いんだ」
「俺は槍だし、太一は剣だから単純には比較できないな」
「ドーガの方が強いだよ、オラは一番弱いだよ」
「なぁ、戦う所を見せてよ」
「そうだな、腕が鈍っても困るから軽く稽古するか」
「んだなぁ、稽古は大事だぁ」
外に出て対峙する、普段は緩い感じの二人から殺気のような物が発散されると子供達は息をするのも忘れて食い入る様に見ている
ドーガの槍を剣で弾きながら間合いを詰めようとする太一に対し回転数を上げて阻止するドーガ、槍の先が見えない程早く動いている
強引に突っ込む太一を紙一重でかわし腹に蹴りを入れると5メートルほど吹っ飛ぶ
飛び起きて突進しようとする太一の背後へ移動し槍で突くがかろうじてかわして剣を横一文字に振るう
息もつせぬ攻防、時折刺さったり切られたりしたように見えるが血は出ない
小一時間も交戦した後、息を切らした太一がチョットタンマと両手を上げる
「す、スゲー」
「カッコいい」
それからもしばらく稽古は続き、汗でびっしょりになった二人は互いに水をかけ合い体を洗う
「何それ」
「水、どこから出てるんだ」
「あっ、何気なく使っちまったな」
「秘密にしてケロ」
「どういう事」
「水の魔法だぁ」
「魔法が使えるのか」
「秘密だぞ、知られると面倒だからな」
「それって飲めるの」
「飲めるぞ」
「水の魔法って回復とか毒消しなんじゃないのか」
「ただ水が出る魔法なんて変なの」
「凄く便利なんだぞ」
「あんまりカッコ良くないな」
「そうかもな」と笑う
子供達ともすっかり打ち解け夕飯を食べる
食後、特にする事もない子供達は年長者から字の読み書きを教わる
「太一は読み書きできるのか」
「オラは施設で教わったで少しだけできるぞ、ドーガはどうなんだ」
「俺は小さいころ少しだけ学校に行ってたんだけどあまり得意ではないな」
「兄貴はどこで読み書き教わったんだべ」
「確かにな、依頼書とか難しい字も有るけど普通に読んでたよな」
「色々謎だべな」
喋りながら運動をする二人
「気が散るんだけど」と子供達
「ごめん」
2人は小屋から出て散歩に出かける
「怒られたダス」
「あいつら真面目だな」
人が近寄らない場所を見つけ
「ここらへんで魔法の稽古でもするか」
「んだなぁ、魔法も使わないと伸びないだな」
2人はなるべく地味な魔法を発動、飛ぶ魔法は音もでないし光も出ないので使いやすい
空を飛んで海を回る、失敗しても海に落ちるだけだ、海岸から充分離れた所で他の魔法も使う
「そろそろ帰らないと魔力が尽きるべ」
「太一は泳げるのか」
「泳いだことないべ」
「俺も自信ない」
「ペコっと練習した方が良いべか」
「泳げないよりはいいよな」
「あいつらは泳げるだべか」
「海辺の町の子供たぞ、泳げないわけないだろ」
「教えてもらえるだべか」




