2 ドワーフ
俺はスライムの気持ち良さが忘れられず、スライムを探して辺りを探索していた
何日たったのだろうか
とうとうスライムを発見するが股間に張り付かない
なんやかんや弄繰り回しているうちに倒してしまった
その後も森をさまよいスライムを探したが股間に張り付くモノはいなかった
何か特別な要素が有るのかもしれない
そうでなければあんな良いアイテムがゲットできるはずない
諦めるか、小便も大便も気にする必要がないのはとても楽だったし
いつも快感に浸っていられるのは天国のようだったが仕方がない
スライム探しで遭遇した魔物を倒していたらレベルが上がった
力、素早さ、知識、防御が少し上がった、すると体力が高いため飛躍的に能力が上がった
最近やけに魔物に遭遇する
スライムが張り付いている間は魔物に遭遇しなかった気がする
スライムが張り付いていた間はスライムとの戦闘状態という事だったのかもしれない
精力などが取られるという攻撃を受け続け
魔法でも物理攻撃でもない攻撃を受け続けた結果「体力」のみ向上という事なのではないか
戦闘中はほかの魔物の介入は無いのかもしれない
キノコモンスターとは2日間戦い続けた結果、耐性を獲得しているので経験値は戦闘時間と戦闘内容でかわってくるのだろうと分析した
魔力はどうやって上げるのだろうか、そもそもオークって魔法が使えるのか??
スライム探しで魔物を倒しまくったのでお金もたまった
そろそろ買い物もしてみたいが町って有るのか?
オークは町に入れてもらえるのか? そんなことを考えながら
それでもスライムが忘れられずスライムを探しながら北へ向かって移動していく
特に宛が有るわけではないがなんとなく北
襲ってくる魔物を撃破しつつ数週間かけて森を抜けた
草原に出たが、その先に大きな岩山が立ちふさがっていた。
特にやることもないので岩山を目指してみるか
森では虫系が多かったが草原では動物系の魔物が多かった
魔物には話しかけても返事は帰ってこない
しかし、オオカミ人や化け猫ですら服を着ていてパンツを履いていたのに俺は丸出しってチョット嫌だな
話の出来る知性のある奴に出会いたいが、変態扱いされそうで怖い
しかしパンツを履いて物理攻撃無効が機能しなくなるのも困る
オオカミ人と戦った時には噛みつかれ
爪で引き裂かれ物理攻撃無効が無ければ間違いなく死んでいたと思う
物理攻撃は無効でも痛みはあるので攻撃はあまり受けたくはない
一週間ほど歩き続けなんとか岩山へたどり着いた
辺りを見て回っていると湿っぽい匂いが漂ってきた
匂いを辿ると岩陰に洞窟が口を開けていた
ダンジョン的な奴か、迷って餓死とかは嫌だなぁ、そもそも灯だってないよな
思案していると今度は汗臭い匂いが漂ってきた
人間の物より濃く力強い感じがする
どこかに隠れなくては
洞窟が見える少し離れた岩陰に身をひそめる
現れたのは小人?ドワーフか?
鎧の様な防具を身に着け角の生えた兜を冠り、剣を帯びている
ドワーフは洞窟へと入っていった
ここにいてもしょうがないし、俺も洞窟へ入ってみるか
ドワーフは仲良くしてくれるのだろうか
食べられたりしないといいが
中は真っ暗だ、木の焦げる匂いがする
ドワーフはたいまつでも用意していたのだろう
暗闇の中、嗅覚は更に敏感になり
体中に生えている体毛で空気の流れを感じ取る事もできる
装備を外し全裸になって空気の流れを掴む
目も慣れてくるとうっすらと見えるようになった
洞窟には分かれ道も有り複雑だ
多分既に迷っている
蝙蝠や虫系の魔物が現れるがそれほど強くはない
魔物の肉を食べ、何とか飢えをしのげる事が分かり少し安心した
洞窟へ入ってどれくらい経ったのだろう太陽もないので時間が全くわからない
眠くなったら寝て、起きたら歩く
このまま洞窟の住人になってしまうのだろうかと不安になる
岩陰で眠っていると、あの感覚に襲われたスライムだ股間に張り付いた
気持ちいい、良過ぎる、前の時は心地よい快感を得ながら歩き回ったり食事をしたりと普通に日常生活を送れていたが、今度のは刺激が強い
股間に加えられる刺激は脳天へ突き抜けるようで体がビクンビクンと反応してしまう
肛門は限界まで広げられ奥まで侵入して振動したり擦られたり
耐えられないほどの刺激、あまりの快感にのたうち回り、程なく気絶
どれくらい経ったのだろうか、目が覚めた、相変わらず激しく快感が襲ってくるが慣れたのか、なんとか耐えられそうだ
たいまつが灯っている
目の前に食べ物が置いてある
とにかく腹が減っていたので大助かりだ
ガツガツと有るモノを胃の中へ流し込む
腹が満たされると刺激が強くなり、またも気絶
「どうした」
「あいつ、飯は食ったようだぞ」
「生きているんだ、凄いな」
「我々なら1日で精力を奪われ尽くしてお陀仏だもんな」
「起きたら食べられるように食べ物を追加してやれ」
目を覚まし、食べ、気絶を何度繰り返しただろう
空腹で体力が落ちると刺激が減少するようだ、空腹に耐え食事をせずに辺りを観察する
たいまつの明かり、手足は動く、正面には鉄格子
股間には銀色に輝くスライムが股間を薄く包み勃起した形そのままの形を作っている
肛門は最大限に広げられヒクヒクと蠢いている
前とは違う種類のスライムのようだ
空腹に耐えきれず食べ物を口にすると再び快感が強くなり、気が遠くなる
食べて気絶を何回繰り返しただろうか、前回と同じく突然スライムは剥がれ落ちた
七色に光りながら縮んで銀色のリングになった
指輪にしては大きいし腕輪には小さい
手に取ると
「「メタルスライムリング」を手に入れた」とインフォメーション
更に
レベルアップ
「メタルスライムリング」の効果 魔法の無効化、素早さ1.5倍(しっぽ根元部へ装備している場合のみ有効、最外の装備として使用)
また最外なんだ、よっぽどパンツ履かせたくないんだな
物理攻撃無効に続いて魔法も無効になるって更に無敵だ
Level10
更に体力が上昇、防御力も上昇した
シッポか、意識したことなかったけど有るんだよな
手探りで自分のしっぽに触れる、ケツの穴の上、尾てい骨の延長、細く短い
気持ちいい、しっぽを弄ると今まで感じたことのない快感が有る
リングをシッポにはめると縮み始め、しっかりと固定された
シッポでもオナニーが出来そうだ
牢の中で座っていると牢番が近づいてきた、ズングリした体形
作業ズボンにTシャツの様な服を着ている
「あれっ、スライムはどこへ行ったんだ?」とあたりをキョロキョロする
「どこかへ行った」縮んでアイテムになったとは言わない方がいいだろう
「…」
「…」
「お前が喋ったのか」と驚いた様子
「普通は喋らないのか」
「普通はそんな知能は無いからな、言っている意味わかるか」
驚いてる割には普通に受け答えしてくれるんだな
「大丈夫だ、ちゃんとわかるよ、ここはどこなんだ」
「ドワーフの町の牢屋だ、おまえはスライムに取りつかれて倒れてたんだ」
「そうか、道に迷っていたんだよな、牢屋に入れられたって事は俺はなんかまずいことしたのか」
「正体不明の侵入者だからな、とりあえずの処置だ」
「気が付いたのを報告すれば事情聴取が始まるだろう、おまえはオークなのに喋れるみたいだし理性も有りそうだからな」
「普通のオークならどうしたんだ」
「ペットか食料だな」
《人間だけじゃなかった!》
「俺も食べられちゃったりするのか」
「これだけしゃべれる奴を食べたりはしないだろ」
「とりあえず、食料をありがとうな、あれがなかったら餓死してたかも」
「いや、どうなるか興味も有ったんでな、生還するとは思わなかったが、面白かったよ」
そう言って男は出ていった
しばらくして、さっきよりもひとまわりデカく身なりも綺麗なドワーフが現れた
「助けられた様で感謝する」
「ほんとにしゃべるんだな、オークなんか外へ放り出せば良いんだっていう奴もいたがな」
「大体チンコをブラブラさせて歩いてるからスライムに取りつかれるんだ、死んでもおかしくないんだぞ」
「魔物でも裸なのは珍しいのか」
「なんだ、はぐれオークなのか」
「物心ついた時から一人だ」
「良く生き延びられたもんだ、運が良かったんだな」
「オークは知能も低く群れで暮らしている、それでも腰巻くらいは付けてるのが普通だな」
もしかしてあの布は頭ではなく腰に巻く物だったのか?
「知能が低いのにパンツは履くんだ」
「本能かもしれんな、スライムに取りつかれて殺されないようにな」
「スライムってそんなに怖いのか」
「自分で体験しただろう、しっかりと憑りつく前に除去すればなんてことないが、完全に憑りつかれてしまうと除去不可能で精力を奪われ衰弱死する」
「しかし、あんな気持ち良くなって死ねるのなら幸せかもしれないな」
「おまえ何しにここへ来たんだ」
「武器やら防具を調達できたらいいなと思って」
「自分からドワーフの洞窟へ入ったというのか、本当に何も知らんのだな」
「えっ、どういう事?」
「オークというのは知性も低い動物だ、ドワーフが食料にしたり家畜にしたりする存在なんだよ、お前くらいならば、まだペットになる」
「俺ってペットにされちゃうの」
「お前の様に知性が有れば逃げるし暴れるだろうからペットにはしにくいな」
「まぁ、扱いによっては逃げるかもな、じゃあ、食べられちゃうのか」
「そんなガリガリのオーク食べたくないな」
そういえばずいぶんやせてしまっているようだ、出っ張っていた腹はへこみ、あばらが浮き出ている
「とりあえず、お前を見つけた者にお前を預ける、後はそいつと話し合いで決めるんだな」
引き渡されたのは入り口で会ったドワーフだった
「俺はカイだ、鍛冶師兼戦士をやってる」
「おれは…、おれはオークだ」
「見ればわかるよ、名前は無いのか」
「誰かと話すのは今回が初めてなんだ」
「そうか、しゃべれるオークなんて初めて見るものな、ここにも何匹かオークを飼っているが見かけは似てるがお前とは別物だな」
「そうなんだ、見てみたいな」
「後で見せてやるよ、結構かわいいぞ」
「名前、無いと不便だろ、俺がつけてやるよ」
「カッコいいのを頼む」
「そうだな俺がカイだからダイでどうだ」
「ダイか、ありがとう」
牢屋を出て買いの後ろをついて洞窟を歩く
しばらくすると、もう道がわからなくなった
俺はダンジョン探索とかは向いていないのかも
「ここが俺の家だ」
通路の先が袋小路になっていて扉が付いている
扉を開くとテーブルやらベッドやらが置かれていて生活感がある
持っていた松明を壁に差し込むと部屋全体が照らされた
「何か食うか」
「ありがたい、実をいうと腹ペコで倒れそうなんだ」
テーブルのいすに腰掛けしばらく
待つとシチューのようなものが俺の前に置かれた
久しぶりの料理だ、添えられていたスプーンを握り口に入れる
うまい!! 今まで食べたものの中でスイーツを除けば一番うまい
「スプーンを使うんだな」と正面に座ったカイが笑う
色々試されているのか?
そんなことはどうでもいい、うまいシチューをガツガツと食べすぐに空になった
「旨いな、カイが作ったのか」
「たいした物じゃない、これくらいだったら誰でも作れる」
食事がすむと眠気が襲ってきた
翌日にはすっかり元気になった
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