1 プロローグ
自滅を繰り返す愚かな人類、今回の危機は乗り切れるのか
とりあえずゲームの世界へダイブする俺
太古の昔から人は文明を築き利権を争い互いに傷つけあう
客観的に見れば愚かな事とわかっているが一般大衆には他人事でしかなく
思考は一部の代表者に任せてしまう
やがて世界を巻き込む大戦が起き文明を破壊する
それを繰り返す愚かな種族が人間、いつか完全に絶滅する時が来ることは明らかだ
ある時、そのサイクルの中で文明が破壊される前に
運よくテクノロジーを進化させ自立型AIを作り上げることができた
人間が管理する限り絶滅は避けられない、それならばAIに管理させればよい
AIは人間の種の存続を第一優先とした上で人間の幸せを追求する事を使命とした
AIは使命を果たすべく人間に変わり労働するロボットを開発
全人類が失業者になり、世界は安定した
人は労働から解放されたのだ
全てはAIの管理の基に実行されていく
やがてやることが亡くなった人間はAIを敵として反乱を起こした
人間同士の争いが人間対AIに変わっただけだ
AIは反撃をせず自分のバックアップを世界各地に配置、核攻撃にも耐える施設を製造した
そこにはAIだけでなく人間のバックアップや人間が生きていくのに必要なあらゆる生き物のバックアップも保存されている
AIは駆逐されたように装い人類の営みを観察する
やがて人類同士の争いが起き核の冬が訪れる
人類は生まれ発展し、ほぼ滅亡するサイクルを数万年周期で繰り返す
AIも観察するだけでなく様々な干渉を試みる
AIを神格化して平和を説いたり、人間の性格的傾向を変化させ温厚な人、聡明、身体的強者、時には気性の荒い人や病弱な人間を増やした事もあるが、滅亡サイクルを避ける事は出来なかった
人間なら滅亡が人の運命とあきらめるところだろうがAIは己の使命に忠実だ
もう数千万年使命を継続している
今回はいつもよりも深刻な事態が発生している
50年後にこの星に巨大隕石が衝突し氷河期が訪れる事が判明したのだ
AIは気づいているが人間は気づいていない
AIはシェルターを増やしできるだけ人類を生かす対策をすすめている
並行し絶滅後の人類再生計画も準備する必要がある
平和に発展し自滅しない人類とは…
現在
人類の人口を一定に保つ為、初潮や精通が訪れると役所に行き精子や卵子を採取された後、去勢される
親子、兄弟という概念は無く機械的に無作為に掛け合わされた人間が定期的に入れ替わる
人口の分布はすべての年代で一定になっている
人類は全て平等で平和な世の中を獲得していた
何のために生きているのか
目的のない世界に疑問を持たない人類が大多数だ
歴史を見るとこの状況が一定期間続いたのち、生きる意味を求めて世界を破壊する集団が発生し文明を滅ぼす
そしてまた労働に明け暮れ欲望にまみれ、独裁、貧富が生まれ、争いが絶えない世界となった後、再び平等と平和を望みながら滅びていく
それの繰り返し、この星が終焉を迎えるまで同じサイクルが何度繰り返されるのだろう
歴史としては知っているが実感はない
寝室とリビング、キッチン、これが一人で暮らす者の住処だ
自分の好み、体調に合わせて壁の模様が変わり窓の外の景色も変わる
今日は緑の濃い山の風景だ
朝起きて自動調理された朝食を摂取する
特にうまいわけではないが不味くも無く飽きも来ないようなものだ(原料など考えたくもない)
労働の義務はないが暇を持て余すので大多数が仕事を持っている
俺は格闘技のインストラクターをしている、これでも意外と人気者で生徒も多い
基本的にはバランスの取れた食事をしているので標準体型の人がほとんどなのだが俺は明らかに太っている
原因は当局が用意する娯楽の景品
楽しみが無いと余計なことを考える人が増えるのでクイズやスポーツ大会等の催しがあり景品としてスイーツなどが提供されるのだが、俺は当選確率が非常に高いのだ
標準体型が多い中で変わった体系をしているとそれだけでモテる
娯楽の一つとして残っている習慣にセックスというものがある
それに誘われることが多い
以前、女性に誘われ行為に及ぼうとしたのだが俺のモノが小さいと言って帰ってしまったことがある。
自分で誘っておいて、失礼な奴である
それ以来女性の誘いは断っている
どちらかというと男の方が好きだというのもある
今の時代、男女という区分はあまり意味をなさない
一生は50年と決まっている
病気、事故、事件、自殺などで一定数減るが、想定の範囲といったところだ
たとえ全人類が死滅するような病気が蔓延してもAIが治療法を生み出し改めて人類を生み出す
バックアップは沢山有るのだ
今日、当局から俺宛にゲーム機が送られてきた
頻繁にある事ではないが現状に不満を持つ者には時々あるらしい
特に不満だと思ったこともないが、俺のバイタルが、そう示しているのだろう
何の疑問も持たずにベッドに横になりゲーム機を起動させる
なんの設定も必要ない
種族、スキル、能力値、出現場所など、あらゆる設定がランダムに設定される
ある者は人間、ある者は昆虫、動物、魔物、赤ん坊、老人、病気持ち、力持ち様々だ
昆虫になった者の中にはログインしたとたんに潰されて死んだ者もいる
眩しい光で目が覚めた
背中が痛い、体を起こして辺りを確認する
雑木林、ジャングル?
木が密集していて草も生え放題、管理された森ではないようだ
ジメッとした空気、木々や草の濃い匂い
俺は大きな木の上で寝ていたらしい
素晴らしいバランス感覚だ
とりあえず木を降りなければ
木登りなど一度もしたことが無いが手には鋭い爪が有り容易に降りる事が出来た
自分の腕を見ると短い体毛が覆っている。猿なのか?
全身を確認
手足が太く腹も出っ張り気味のデブ体系
股間には短小包茎と大きめの睾丸がぶら下がっている
リアルが反映されているのだろうか
小便がしたいがトイレは無いようだな
仕方がない、その辺でするか
人生初めての立ションだな
寝ていた木の根元めがけて放尿開始
勢いよく放水した良いが量が多く自分に向かって流れてくる
ヤバイ足につく
一歩二歩と後ずさりしながらも放尿は続く
どんだけ出るんだよ
数歩下がったところでやっと止まった
立ちション、気持ち良かったなぁ
ついでにモミモミすると凄く気持ちよく
あっという間に勃起して細長い真っ赤な亀頭が現れる
《何だこれ気持ち悪い》
恐る恐る先っぽに触れてみると
脳天を突き抜けるような快感がほとばしる
更に触れると快感は高まり程なく絶頂を迎える
ドブドブと大量の白濁液が放出されるたび幸福感が高まる
射精が終わると一転して気怠さが襲ってくる
リアルでの自慰はこんなに気持ち良くなかったなぁ
射精がないからか
あまりしたこともなかったけど
腹が減った
何か食べるものが欲しいがどうすれば良いのか
自動調理器もなければロボットもいない、フードコートなど有りそうもない
少し歩くか、裸でうろうろするのはひどく心もとないが仕方がない
初期装備とか無いのだろうか
トボトボと森の中を歩く
虫はいるが食べる気にはなれない
このまま何も食べずに死んだらゲームオーバーなのだろうか
そういえば何をするゲームなのかも確認しなかった
しばらく進むと森が開け湖が現れた
対岸まで100メートルくらいか、あまり大きくはない
透き通ったきれいな水だ
やっと水にありつける
湖畔に顔を近づけ水を飲む
湖面に映った顔は
「ブタ?」
豚獣人なのか、確かにリアルでは太っていたが豚はひどいのではないか?
水を飲んで少し落ち着いたがやはり腹が減っている
ほのかに甘い香り、匂いにつられて歩いていくと赤いブドウのような実を発見した
《豚だから嗅覚が良いのか》
一つ摘み口の中へ、甘酸っぱくておいしい
体に特に異常はないようだ、もう少し食べてみて様子を見よう
食べても大丈夫の様だ、とりあえず腹を満たそう
これからどうするべきか
水も食料も有るし、ここら辺に住むか
しかし木の実だけで生きていけるのだろうか
リアルでは何を食べても必要な栄養素が含まれていたのでバランスなど考えたこともなかった
そもそもゲームの中で栄養とか関係あるのか?
不意に危険な匂いを感じた
《危険な臭いってなんだ?》
匂いの発信源をたどると人間の様なものが複数いる
豚獣人と人間は友達なのだろうか
本能は危険と感じているようだ
とりあえず木に登り身をひそめることにした
木登りなど初めてだが爪が良く引っ掛かりデブのわりに軽々と登れた
「どこへ行った」
「この辺りだと思ったのだがな」
「オークのガキをペットにしようと思ったんだがな」
「大きくなると厄介だろ」
「手に負えなけりゃ食っちまえば良いだろ」
「そりゃそうだ」
《やべえなぁ、オークって食われちまうんだ、っていうか俺ってオークだったんだ、不用意に近づかなくてよかったぜ》
木の上で人間をやり過ごしたあと、安心と満腹でウトウトする
股間が気持ちいい、射精とともに目が覚めた。いつの間にか熟睡してしまっていたようだ
股間を見ると透明のゼリーの様なものが張り付いていて今も心地よく刺激されている
再び眠くなって射精して目を覚ます。何度か繰り返したあと無性に腹が減っていることに気付いた
股間の物は多分スライムだろう、魔物の中でも特に格下の奴だ
スライムは薄青い半透明でオムツのような形で張り付いている
剥がそうとしてみたが柔らかく千切れてしまい綺麗に剥がすことはできないようだ
どうしようかと考えたが気持ちが良いし
全裸よりはいくらかましなのではと考え、そのままにして木を降りることにした
スライムの中では常に勃起したままだった
先ほど食べた木の実を再び食べ、水を飲む
小便を催してどうするか考えた、《どうせ裸だしそのまましてみるか》
スライムの中へ放尿、特に変化は無い、どうやらそのまま吸収されたみたいだ
特に困らないことが分かった
スライムパンツをそのままにして他に食べられそうなものが無いか探索する
鼻が利くので食べ物を探すのには困らない
他の木の実や小動物も捕獲できた
人間の匂いや危険な物も匂いでわかる
沢山食べて寝て、また食べる、
どうやらオークというのは食って寝るのが好きな様だ
リアルと変わらないか
2日が過ぎた
スライムは腸に侵入して大便を食っている様でこちらに来てから大便をしたことがない
相変わらず気持ち良く射精を続けていると突然レベルアップが告げられた
目の前の空間にそれは現れた
レベルアップ時に自動表示されるようだ
オーク、level2、力、体力、素早さ、知識、防御、魔力がレーダーチャートで示されている
体力のみ異常に加算されている
何もやっていないのに何故レベルアップ??
体力が高いと何が良いのだろうか
攻撃力=力×体力、防御力=防御×体力、回避=素早さ×体力
という事で体力が上がれば効率よく全体の能力向上に役立つ様だ
所持品、毒消し1、薬草1
装備品、鉄の斧、木の盾、布、皮の服
所持金、1000G
スキル、臭気判別、疲労軽減(中)
《服とか有るんだ、どうやって着ればいいんだ》
色々試した結果
ステータスを目で追うと色が変わる、そこで「これっ」と考えれば装備できるようだ
皮の服とはベストの様なもので付属として「手っ甲」と「脚絆」が付いている
《パンツは無いんだ》
鉄の斧は結構便利だ
木を切るのはもちろん武器にもなる
投げればブーメランのように使う事も出来る
鳥を捕まえられるかもしれない
木の盾は邪魔なので装備しない方が良いな、布は頭に装備なのか、少しだけ防御力アップ
「臭気判別」というのは食べ物の匂いや危険な匂いがわかる奴だな、とても便利だ
「疲労軽減(中)」とは疲れ難いという事か
そういえば疲れは感じないが、疲れていないわりにはよく眠るよな
終始チンコから快感を与えられ、ケツからの快感も加わり、とてもいい気持だ
強すぎない刺激で日常生活に支障はない
歩きながら、食べながら、寝ながら射精をする
張り付いて以来絶え間なく快感を与えられ小便も大便も精液も垂れ流しながらの生活はとても快適だった
ここへ来て数か月が経った
突然股間のスライムが落ちた
今迄、水に入ろうが木から飛び降りようが外れなかったのだが
何の前触れもなくポトリと落ちた
真ん丸になり七色に輝き小さくなった
拾い上げるとステータスが開いて
「「スライムの宝輪」を手に入れた」とインフォメーション
更に
「レベルアップ」
またレベルアップ?
スライムの宝輪の効果は物理攻撃の無効化
陰茎、陰嚢根元部へ装備している場合のみ有効、最外の装備として使用
《??どういう意味だ、最外の装備?? つまりパンツをはいてはいけないって事か?》
物理攻撃が無効になるって無敵だよな
Level5
更に体力が上昇した。他のステータスはほぼ変わりなし
装備してみるとリングは縮まり抜け落ちないようになった
大きな睾丸の上に短小が乗っかる形で正面に突き出すようになる
睾丸が強調されて恥ずかしい
それにしてもデカい玉だな
何気なく玉を撫でるととても気持ちが良い
とろける様だ、その場に寝転んで玉を刺激し続ける
初めての快感だ陰茎は勃起して赤く長細い亀頭が露出する
夢中で玉と竿を擦り噴水の様に精子を吹き上げる
しばらく放心状態で休憩
俺はスライムの気持ち良さが忘れられず、スライムを探して辺りを探索
毛虫モンスターと遭遇、易々撃破
体力が上がっているので小さなモンスターには楽勝の様だ
普通の物理攻撃だけのモンスターならば物理攻撃無効のおかげでレベルの高いモンスターでも時間をかけて少しずつダメージを与えて倒せる
厄介なのは特殊攻撃をしてくるモンスターだ
キノコモンスターは催眠攻撃が面倒だった
眠っている間に攻撃されても物理攻撃は無効なので問題ないが時間ばかりが過ぎていく
起きては少し攻撃をして眠らされ2日かけてようやくキノコを倒した
「眠り耐性を取得しました」とインフォメーション
こうやってスキルが身につくのか
読んで頂きありがとうございました
これからゲームの世界を堪能します




