表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/7

第5話 迫りくる脅威

 次の日。

 気持ちの良い朝を迎え、俺は散歩がてら外へ。


 村はのびのびしていて、人はまばら。


 俺の領地とはずいぶん違う。

 けど空気は美味しいし、水も綺麗だ。こんな大自然の中でゆっくりと生活を送るのも悪くないな。


 けれど、そんな平和も直ぐに崩れ去った。



『ギャア! 助けてくれ! またモンスターだ!』



 カンカンカンと金が鳴り響く。

 またモンスターが現れたのか!


 急いで現場へ駆けつけると、そこはまたイノシシ型のスライムが。しかも複数だ。



「なんでまた!」

「フフ、フハハハ。もういい、こんな村はぶっ壊してやる!!」



 血走った目を向けてくる男。

 こ、こいつはまさか!



「テルフォードさん!」



 俺よりも先にファウスティナが叫んだ。いつの間にいたんだよ。あれ、アンジェリカもいるじゃん。どうやら尾行されていたようだな。



「ファウスティナ! 君を探していた! こんなゴミみたいな村は更地にしてやる」

「やめてください!!」

「やめないよ、ファウスティナ。君が僕と結婚してくれるまで!」



 この男、やっぱりファウスティナを追いかけてきたのか。



「おい、やめろ、テルフォード!」

「黙れ、エイジ! 貴様は……貴様、貴様、貴様ァ!」



 俺に対しては敵意剥きだしだな。



「なにが言いたい」

「よくもファウスティナを取ったな! 彼女は僕と結婚するんだぞ!」



 だが、ファウスティナは全力で首を横に振った。



「嫌です」

「んなァ!?」



 ショックを受けるテルフォード。嫌とハッキリ言われてはな。



「というわけだ、テルフォード。今すぐモンスターを引っ込めろ」

「…………ふざけるな。ふざけるなあああああ!!」



 怒り狂うテルフォードは、イノシシ型のスライムを放ってきた。コイツ、村を破壊する気だ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ