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賭け金のリレイズ  作者: ナマス
0章 入学試験
7/17

「それで、俺はもう帰っていいですか?」

ちょっと短めです

 ようやっと試験も最後

 魔力測定だ

 スキル査定のごたごたで俺の順番は後ろ方になっていた

 三十分くらい待ってようやく俺の番になった


「次の方、どうぞ!」


 呼ばれた為、魔力測定の部屋に行くとそこはかなり薄暗く真ん中の水晶だけほんのり光っている

 はっきり言って不気味だ


「その水晶に触ってください!」


 案内の人は元気だがなんとも部屋が薄気味悪くて居心地が悪い

 言われたとうり触ると水晶が光り出す

 どんどん光っていって最初は豆電球くらいだったが今は太陽をサングラス無しで見ているようで目を開けていられない


「大丈夫だよな..............!これ..................!」


「あわ、あわ、あわわわわわわわわわわわ!」


 案内の人は完全にパニックになってるし、俺もどんどん水晶が熱くなってきてそろそろ離さないと手を火傷しそうだ

 いいかげん手を離そうとした時、ビキっと嫌な音がしたと思ったら光が消えた

 恐る恐る目を開けるとそこには見事に真っ二つにされた水晶があった

 俺、弁償かな

 お金、宿代のお釣りで足りるかな


「すいません、俺水晶壊してしまいました」


 案内の人も恐る恐る目を開けて真っ二つにされた水晶を見て絶句している

 俺の一言で正気に戻ったのかハッとして明らかに動揺した様子で


「だ、大丈夫ですよ。多分あなたの魔力量が多すぎて壊れたと思うので」


 手をブンブン振りながら大丈夫だと何回も言ってくる

 忘れたけど俺、アトロポスから世界一の魔力もらってるんだった

 その魔力に水晶が耐えられなかったらしい

 いつ俺に世界一の魔力を与えたんだ?

 また声が聞こえてきたら聞いてみよう


「なら良かったですけど、これ、試験としたら俺どうなるんですか?」


「もちろん合格だと思いますよ。余程他の試験内容がひどくなければですけど」


 なら安心だ

 

「それで、俺はもう帰っていいですか?」


「はい、名簿に名前を書いたら帰っていいです。試験お疲れ様でした。合格発表は2週間後なので2週間後またこの学校の昇降口に来てください」


 これで俺の入学試験は終わった

 唯一問題が残ったのはお金がなさすぎて合格発表の2週間後まで野宿を強いられたことだ



誤字脱字がありましたら指摘していただけると幸いです

もし面白いと感じたらブックマーク、評価をよろしくお願いします

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