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第一章 始まり
それは突然だった。
たった一体の生物によって世界は崩壊した。
逃げ惑う人々、僕はそれを一人で見ていた。
バッ!僕は、勢いよく飛び起きた。
「ハァ ハァ ハァ」
最近よくこの夢を見る。
今まで行ったことのない場所で、みんなが何かに襲われる夢。
最近寝不足気味なのは、きっとこの夢のせいだ。
「あれから10年も経つのか…」
世界が謎の生命体に襲われて、僕の父母を失ってから。
あの頃は、まだ小さかったからほぼ覚えていない。
いつ、どこで親とはぐれたのか。
しかし、そのおかげで親戚だという桜庭さんに会えたのだからまぁ嬉しくなくはない。
僕は、制服に着替え朝食の準備をし始める。
もうそろそろ桜庭さんが起きてくるだろう。
「おはよシュウトくん。朝ごはんなに?」
「おはようございます。いつものシリアルと昨日の残りですよ」
寝癖の強い桜庭さんが階段を降りてきた。
よし気を取り直して!また一日が始まる。
この時はまだ、そう思っていた。
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