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80A列車 翌朝

 12月19日。5時30分。「サンライズエクスプレス」は5分遅れのまま姫路(ひめじ)に到着した。ここ姫路(ひめじ)ではそんなに降りる人がいないかと思っていたが、思いの外降車がある。

(やっぱり下手な高速バスより快適だな・・・。)

冷たい空気を感じながら、僕は止まっている電車を見た。

 ちょっと今回の「サンライズ」乗車に関していくらかかったのか計算してみよう。

 馬堀(うまほり)新八代(しんやつしろ)を今回の旅程で経由する運賃計算上の総距離は2399.7キロ。運賃計算では小数点以下の端数を切り上げるため2400キロとしてこの先の計算をする。この距離での運賃は23000円であるが、九州内を261キロ以上移動するので、430円をこれに足し、乗車券の金額は23430円となる。この乗車券での1キロメートルあたりの運賃は9.7625円である。

 次に東京→姫時間の距離を求める。この間の営業キロは644.3キロ。運賃計算の上では小数点以下を切り上げるため645キロで計算する。乗車券1キロメートルあたり約9.7625円かかるため、これを645倍する。東京→姫路(ひめじ)の運賃は約6296円。運賃において一の位は切り下げるため、6290円となる。

 運賃6290円に今回の「サンライズ」の特急料金1780円(乗り継ぎ割引適用)を足すと8070円。これが東京→姫路(ひめじ)にかかった運賃と料金として算出できる。

 決して安くはないと思うが、下手な高速バスで満足に寝られないよりも、十分価値ある金額だと思う。

 さて、ここから先は新幹線に乗る。出発は今から約1時間後の「みずほ601号」鹿児島中央(かごしまちゅうおう)行きだ。

 朝ご飯を済ませ、在来線の改札口から新幹線乗り換え改札を通る。

 「みずほ601号」の出発まではまだ時間がある。その間に僕はこの先に使う新幹線特急券を改めて眺めた。1枚の新幹線特急券と5枚の指定席券。いつ見ても多い・・・。何もしなければ1枚で収まるところなのだからなぁ・・・。

「今日も新幹線をご利用くださいまして、ありがとうございます。まもなく、12番乗り場に、6時30分発、「みずほ601号」、鹿児島中央(かごしまちゅうおう)行きが、到着いたします。黄色い線の内側までお下がりください。」

「さて、行きますか。」

目的地は熊本(くまもと)。そこへ最も早く向かう列車に乗り込もう・・・。


因みに、東京→姫路間のみを「サンライズエクスプレス」で移動する場合。運賃は9830円、特急料金は3760円(ノビノビ座席利用(通常期))である。個室寝台を利用する場合は特急料金3760円から520円を引き、各等級ごとに決められた寝台料金をプラスする。

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