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最終話 さよなら宇裕 さよなら陛下

 玉座に座した遠常を守るように、神策軍の衣に身を包んだ宇裕ともう一人、高兆がそばに控えていた。朝堂には六部の高官たちがずらりと左右に居並び、緊張した空気が流れていた。中央の玉座に近いところに笏を持って立っているのは黄玉照だった。

 黄玉照は両手で捧げるように持っている笏をわずかに下げて、遠常が手にしている焦げ跡のある帳面を盗み見た。嫌な予感がした。それが表情に出ないように口角をあげてごまかした。遠常がおもむろに口を開いた。

「叡州の最高責任者である黄刺史に確認したいことがある」

「はい陛下。どのようなことでもお答えいたします」

「州刺史という役職は朝廷から任命されて就任するが、相違ないな」

「はい陛下。私も陛下から任命されて叡州へ赴きました」

「うむ。何年になるかな」

「そう、かれこれ十六年になります」

「そうであった。淋が生まれた年だ。早いもので淋も十六か」

「はい陛下。当時の喜びは陛下はもとより万民の喜びでございました」

「十六年。長い月日だ」

「光陰矢の如し、でございます」

「その十六年の間にそのほうは私兵を五万人たくわえたそうではないか」

「私兵など、とんでもございません陛下。叡州は広く、あちこちで諍いが絶えず、やむなく傭兵を少しばかり雇っただけでございます」

「二万の州兵では足りなかったか?」

「州兵には州兵の仕事がございますれば」

「そなたの私兵五万と州兵二万、加えて息子の黄曵絶が有する兵一万。合わせて八万の兵を動かされたら、皇都を守る兵、四万では守り切れぬな。なあ、兵部尚書」

 軍事国防の兵部尚書が列から外れて中央に進み出た。

「謀反を疑われても致し方ない私兵の多さです」

 遠常は頷いて再び黄玉照に声をかけた。

「これだけの私兵を養うのは大変だっただろう。その金はどのように捻出した」

「それにつきましては戸部のほうから報告がございます」

 高官の並びから、税の徴収や財政を担当する戸部尚書が歩み出た。

「陛下。十六年にわたり朝廷は叡州の二交河氾濫による河川の改修を続けてまいりました。しかし、想定した年月より思うように工事が進みませず、不審に思い、河川改修にかかった工人の名簿、給銀、土木建材、その他もろもろの費用を、叡州から提出された帳簿と突き合わせてみましたら、なんら不整合は見られませんでした」

「そうでございますとも。私兵といい、河川改修の会計といい、すべて問題はございません」

 黄玉照が勢い込むように胸を張った。しかし、戸部尚書は黄玉照を無視するように続けた。

「いま話しましたとおり、叡州側の帳簿は問題無いのですが、では、なぜ、こんなにも河川改修が進まないのか、さらには、黄刺史が私兵五万を養うことができたかといいますと、答えは陛下が持っておられる帳面の記載にございます」

 遠常は戸部尚書の言葉を受けて、手にした帳面を皆に見えるように高く掲げて口を開いた。

「これは叡州の長官、岳告煙の焼失した屋敷跡から発見されたものである。この帳面の記載を見ると、こうある。永成元年四月、朝廷より初年度の河川改修工事費用とし一千万両、内、黄刺史へ五百万両、残り五百万両で人夫として囚人及び農民、を一万人動員。人夫に支給する給銀として五万両、とあるが、問題は冒頭の一千万両の内、五百万両が黄刺史へとある。これはどう説明する」

「そそれは、」

「初年度だけではない。そなたは国庫から支給される改修費用をその都度着服、しかも、人夫への給銀の上前をはね、ここ数年はそれすら払わず、暴動が起き、何度も叡州の民は朝廷へ陳情にやって来たが、その陳情はこの一年というもの、一通たりとも朕のもとに届いておらぬ。これはなぜだ」

 丸まっていた黄玉照の背中が次第に本性を表すように真っすぐに伸びてきた。ふてぶてしい表情も隠そうとしない。遠常は玉座から黄玉照の態度の変化を観察しながら続けた。

「一年ほど前であった。ちょうど、叡州に疫病が発生したと速報が入って朝堂が震撼したときだ」

 そばに控えていた宇裕が、遠常の合図を受けてそっと姿を消した。

「あの時も叡州から村長むらおさと二人の村民が皇都に陳情に来たのだ。これは調べがついている。だが、三人は無縁塚で死体となって発見された。殺害されたのだ」

「そのような話と私は何の関係があるのですか」

 黄玉照が憮然と胸を反らせた。傲慢さとふてぶてしさがにじみ出ていた。娘の黄貴妃とそっくりだ。遠常は嫌な顔をした。

「ある者が、街のうどん屋で気になる光景を目にしたそうだ」

「ほう、街の与太者の話ですか。そのような卑しい者の話を陛下は真に受けるのですか」

「まあ、聞くがよい。目付きの悪いごろつき四人に、品の良い、どこかの屋敷の家宰のような身なりの男が、こっそり重そうな銭袋を渡していたというのだ。叡州の三人をどうとか書状がどうのと聞こえたので、その者は店を出た家宰のあとをつけたそうだ」

「陛下、そのごろつき四人も死体で発見されました」

 兵部尚書が前に出て発言した。うむ、と頷いて遠常は続けた。

「家宰はどこの屋敷に入っていったと思う? 黄玉照」

「私は叡州暮らしですからわかりませんなあ。都のことなど、なにも知りません」

 堂々と言ってのける。遠常は笑ってしまいそうになった。

「それはなんと、黄曵絶の屋敷に入っていったというではないか」

「間違いでしょう。一年前の話でしょう? どこの馬の骨かもわからない与太者の話を本気になさるのですか。ばかばかしい」

「では、その者をここに呼んでみようか」

 目配せされた高兆が声を張り上げて証人を呼んだ。神策軍統領の高宇裕に連れられて間引が朝堂に入ってきた。跳ねるような足取りで歩いてくる。着ているものは街の若者が着用している筒袖の上衣に腰回りがだぶだぶの袴だ。頭には布のぼく頭をかぶっていた。

「おい、普通に歩け。ここは朝堂だぞ。みんな見ているんだぞ」

 宇裕がこっそり囁いた。間引は聞いてはいない。

「見ろよ宇裕。偉いおっさんばかりだ。だが、年寄りが多すぎるな。頭の古い年寄相手じゃ陛下も苦労するな。だからいつも機嫌が悪いんだな」

「黙れ。聞こえてるぞ」

「へへ」

 間引は玉座の前に連れていかれて、宇裕に肩を押され、額を床に押しつけられて両手をついた。下から玉座の遠常を見上げると、本当に皇帝陛下なのだと思った。

「おお、輝いてるね、陛下」

 遠常が小さく舌打ちした。高兆が間引に言った。

「名を申せ」

「はい。間引といいます」

「姓はなんだ」

「ございません。生まれてすぐに間引かれて川に捨てられた赤子だったもんで、ただの間引です。間引かれた子供だから、間引。へへ」

 宇裕が小声で、ふざけるなと叱責した。遠常は顔をしかめたが、気を取り直して声をかけた。

「おまえが見たことを話してみよ」

「はい。あれは一年前です。なぜ一年前なのかというと、あの日、帰ってみますと、帆翔が叡州に旅立った後だったからです」

「帆翔の話はしなくてよい! ばかめ」

「はい。家を抜け出して街に遊びに出て、腹がへったので飯を食いに入った店に、目付きの悪い四人組がいたんです。関わってはいけない輩です。金さえ出せば何でもするやつらだ。そういうのを我はおおぜい見てきた。そいつらのところに上等な着物を来たお屋敷の使用人風の男がやってきて、叡州とか、叡州から来た三人を掃除したとか話している声が聞こえたんです。剣呑な話なので使用人風の男のあとをつけてみたんです」

「どこの屋敷に入ったのだ」

「黄曵絶の屋敷です」

 黄玉照の顔色がさっと変わった。後ろから足音が聞こえてきて、神策軍の衛士に連行された初老の男が、玉座の前に跪かされた。その男を遠常が指さした。

「この男に見覚えはないか」

 間引は這いつくばったまま初老の男を下から覗き込んだ。

「ああ、このおじさんだ。卓の下に隠して大きくて重そうな銭袋を男たちに渡してた」

 初老の男は噛みつきそうな顔で間引を睨んだ。

「おっかねえなあ」

 間引が呟いて身をすくませる。宇裕が遠常に言った。

「この間引が黄曵絶の屋敷の塀を飛び越えて忍びこむのを目撃しました。深入りは危ないので、私も屋敷に忍び込み、この者を連れ戻しました」

 すると、朝堂のどこからか、あれは陛下が飼っているねずみだ、と言う囁きが起こった。密かに「陛下のねずみ」の存在は官僚たちの噂に上っていた。陛下が手元で飼っている間諜。官僚たちは間引の発言を信じてしまった。おもむろに遠常は背筋を伸ばして黄玉照に声を放った。

「黄玉照。数々の横領、犯罪の証拠は上がっている。法に正せば謀反の疑いありというだけで斬首である。しかし、貴妃の父であり、これまでの朝廷への貢献に免じて、役職剥奪、並びに封地での生涯留め置きとする。嫡男の黄曵絶は北方の守りの梁城への赴任とする。以上である」

「お待ちください。陛下への忠心は一点の曇りもございません。河川改修の不正は全て岳告煙の仕業です。叡州に赴き、陛下直々に二交河を検分してください。護岸、用水路、曳舟橋、どれもちゃんと修復並びに工事済みです。謀反の疑いは冤罪、役職剥奪、封地への生涯留め置きは不当です!」

「言うとおりにせよ黄玉照」

 遠常の目が光った。声も押し殺すように低い。だが、黄玉照は負けずに遠常を睨み返した。束の間二人は視線で刃を交わした。遠常がふと力を抜いて静かな声をだした。

「よいのか? 黄玉照。ここになぜ黄曵絶がいないと思う? そなたの一人息子の屋敷は何重にも兵に取り囲まれておるからだぞ」

 さっと黄玉照の顔色が変わった。言うことを聞かねば黄曵絶を打ち取る、という遠常の警告だった。自分が岳告煙にした脅しと同じだ。黄玉照は膝から力が抜けていったがとどまった。自分は封地で残りの一生を終えるが、曵絶がいる。曵絶がいれば、そして孫の淋が皇帝の位につけば返り咲ける。黄玉照はへなへなと床に拝跪した。

「陛下の恩情に感謝いたします」

「よし。以上である!」

 遠常の力強い声が朝堂に響いた。宇裕が間引の襟首を掴んで立たせ、引っ張るようにして朝堂を出ていく。居並ぶ高官たちが低頭している中、玉座から立ち上がった遠常は、退朝しながら高兆に囁いた。

「宇裕に伝えよ。曵絶が都を出たら殺せ。玉照の思惑を引き継がせるわけにはいかぬ」

「はい、陛下」

 遠常は悠然と朝堂をあとにした。


「陛下、朝堂での我はどうでした? 立派に役に立ちましたか? ねえ、陛下」

 さっきから煩いほどまとわりついてくる間引に辟易しながらも遠常の機嫌は良かった。

「もう良い。くっつくな」

「ほうび、ほうび、ほうび」

「褒美をねだっておるのか」

「ほうび、ほうび、ほうび」

 間引は両手を重ねて褒美をねだった。根負けした遠常が台に腰を下ろして高兆に茶を命じた。高兆は湯気のたつ鉄瓶を炉から降ろして土瓶に茶葉を入れ湯を注ぐ。間引は座っている遠常の前に両膝をついて片手を遠常の膝に乗せた。

「なんの真似だ」

「犬? 我は待てをしている犬? 陛下、ほうび、おくれ、わんわん」

「本当におまえというやつは恥を知らないのだな」

 そう言って遠常は膝の上の間引の手をぴしゃりと叩いた。手を引っ込めて間引が笑った。

「わかったから、もう言うな。で、なにが欲しい」

 待ってましたと言わんばかりに間引は意気込んだ。

「陛下。我を帆翔のもとに行かせてください」

 途端に遠常の眉間が険しくなる。

「そんなに帆翔がたいせつか」

「帆翔は我がいなくなったので心配していると思う。だから」

「帆翔は叡州を出奔した」

「えっ」

「陛下、茶でございます」

 高兆に、入れたての茶を出されて手を伸ばす。

「帆翔はいまどこに」

 間引が尋ねた。

「わからぬ」

「そんなことない。陛下が知らないことなどこの世にはない」

「知らぬ」

 茶に息を吹きかけて冷ましながら茶をすする。間引は茶を持つ遠常の手に手をかけた。熱い茶がこぼれそうになって、高兆が素早く間引の手を払った。

「控えよ、間引。帆翔はおまえが叡州を出たあと、おまえを探して行方不明になったのだ」

「たいへんだ。帆翔を探さなきゃ」

 遠常が茶碗を卓に置いた。音がたつ置き方だった。

「なぜそれほど帆翔にこだわる」

「だって、だって」

 言葉に詰まる間引の目にみるみる涙が膨れ上がった。どんなに小突き回しても、毒に苦しめられても泣いたことのない娘だった。遠常は驚きを隠せず間引を見つめた。

「なぜ泣く」

「泣いてない」

「泣いているではないか」

「我は泣いてない。泣いているのは帆翔だ。帆翔は泣きながら我を探している。かわいそうなほど我を心配して探し回っている。だから、はやく見つけてやらなければ。陛下、褒美に帆翔を我に下さい。帆翔を我に!」

「なんだと」

「我は生まれてすぐに川に捨てられて親のことも知らない。軽業の親方に拾われて畜生に芸を仕込むように仕込まれた。我を買い取ってくれたのは朱旦兼様だ。そして、獣の子を人の子に育ててくれたのは帆翔だった。帆翔のやさしさは、我に生きる喜びを教えてくれた。我には帆翔が必要だ。帆翔がいなければ、また獣に戻りそうで怖い。だから陛下、お願いです。行かせてください」

 間引は床に這いつくばって懇願した。遠常の返事はなかなか無かった。やがて、諦めたように、ひとこと、「行くがよい」と言ってくれた。間引はがばっと顔を上げ、ありがとうございます、と叫んだ。

 走って書院を出ていく間引を見ながら、高兆が言った。

「良いのですか、陛下」

「良い。ひと時、夢を見ていただけだ」

 力のない声で遠常が答えた。ほんのひと時、人らしい夢を見た。だが、朕は皇帝である。遠常は力をふり絞るように高兆に声をかけた。

「北方の部族の姫との婚儀の話があったな。それも一つの方法だ。劉定楷を呼べ。話を聞こう」

「はい。陛下」

 頭を下げて退出しながら、高兆はそっと懐を押さえた。そこには、間引を懲らしめるための銅銭が入っていた。

「もう、これを喜ぶ者はいなくなるのか。陛下もお寂しいことだろう」

 高兆の呟きは遠常には届かなかった。


 遠常が住まいする天清宮の前の広場である。広くて長い階段のところに陽光を浴びて遠淋が立っていた。遠淋が寄ってきて、布のぼく頭に筒袖の着物、腰回りがだぶだぶの袴をはいた間引の姿を珍しそうに眺めた。

「おまえ、馬場から逃げて叡州に行ってたんだってな」

「二皇子殿下」

 間引は拱手して笑顔を向けた。

「お許しください。初めて馬に乗ったもので、うまくさばけませんで、馬のやつ、かってに叡州まで行ってしまいました」

「相変わらず嘘ばっかりだな。おまえの噂は聞いているぞ。父上の手駒だったんだってな」

「いえいえ、とんでもない。ただの側仕えです」

「まあいい。で、どこかに行くのか?」

「はい。ちょっとそこまで」

「父上の命か。大変だな」

「いえいえ、ちっとも」

「ふうーん。父上と母上の様子がおかしいんだ。父上はちっとも母上に会おうとしない。おまえ、何か知っているか?」

「まあ、それなりに?」

「聞かせろよ」

「はい。二皇子殿下の父君は皇帝陛下であられますので、その御心は余人には計りがたく、また、計っては無礼というもの、であるからして、そこのところは触れずに、二皇子殿下は子として、父上と母上に、孝養をお尽くしなさればよいかと」

「ふうーん? 難しい言葉をいっぱい使って、自分が何を言ったのか、よくわかってないだろ」

「へい。簡単に言うとですね、二皇子殿下は、夫婦のことに気を揉まず、父上と母上に孝行すればいいのさ、ということです」

「そうか。それぐらいなら簡単だから、自分でも何をしゃべったかわるんだな」

「さようで。では、急ぎますんで」

「背中に荷物を背負っているが、遠出するのか?」

「へい。たぶん。探し物が見つかるまで」

「そうか。帰ってきたら、また馬に乗ろう」

「ありがとうございます。お達者で」

 ぺこりと頭を下げて間引は踵を返した。その後姿を遠琳はしばし見ていたが、若者らしい足取りで階段を上り、天清宮に入って行った。父に会いに行くのは久しぶりだった。親子であるのに、なかなか会えない。淋は一人頷いた。ねずみの言うとおりだ。夫婦のことは夫婦に任せて、父に会いたかったら自分から会いに行こうと思った。


 城門の衛兵の中に宇裕の姿があった。宇裕は近づいて来る間引を待った。

「行くのか」

 眩しそうに目を細めて宇裕がいった。

「おう。帆翔が待ってるからな」

「そうか」

「宇裕も元気でな」

「帰ってこないのか」

「せっかく陛下が許してくれたんだ。これから先は風の吹くままさ」

「では、行け」

「おう」

 そう返事をして、間引はやおら宇裕の首に両腕を巻きつけて抱きついた。驚いて宇裕は声も出なかった。

「生きろ。宇裕」

 耳元で囁かれて宇裕は大きく目を開けた。そして、宇裕の首から間引の手が離れ、身体が離れ、背中を向けて遠ざかり、城門をくぐって去って行く姿を見つめ続けた。これから先、俺の人生も続く。けして平坦な道ではないだろう。だが、おまえのことは忘れない。苦しくなったら、今日のことを思い出して生きていく。宇裕は喪失感と共におおきな安らぎが胸を満たしていくのを感じた。


 おーい、東へ行け!

 宇裕の声に間引は振り向いた。小さくなった宇裕が城門のところで手を振っていた。間引も手を振り返した。そして背を向け、二三度地面を軽く跳ねて調子をとった。よし、東だな。間引は軽やかに走り出した。

 待ってろよ。帆翔!

 間引は大空に叫んだ。


 帆翔は、はっとして空を見上げた。間引の声が聞こえた。確かに聞こえた。だが、空は青く青く広がっているばかりだった。



―― 完 ――


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