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私の未来日記。

作者: 青柿 夢

凡愚という言葉がよく似合う、19歳、高校生。世間は度々、「どんな人間にも、その人が気付いていないだけで固有の価値があるんだ。」と叫びますが、私という人物の価値、そしてこれからの運命など、底が知れています。


18歳の頃。

私は前述した、世間の希望的観測を信じて、多くのことを体験しました。

たとえば裁縫に手を出したり、高名な画家の絵を模写してみたり。

しかし全てに生半可な熱量でぶつかった私は、どれも途中で挫折し、才覚と呼べるに足るようなことを発見することができませんでした。


その秋、私はやっと自分が今まで信じていたものが、人々を堕落へと誑しこみ、自分たちのライバルとなりうる芽を摘むための欺瞞であったと気が付きました。


私は当初、世間の悪意ある言葉に騙された自分を哀れに思いました。

そして、これほど素直な私は本来、世間に救われるべき存在なのだと勘違いしていました。


その甘い考えも含め、私は騙されるべき人間だったのです。


高校三年の秋まで、周囲の猛熱を無視して、側から見ればただの遊び事のようなものに呆け、本来の学生の領分を弁えずに生きていた私に、世の常識なるものが適用できると考えていたこと。

いかように考えても私はただの鈍瞎漢でした。



それから私は大学受験に失敗。浪人するか就職するかを迫られた私は、迷わず浪人の道を選びました。

それは何故か。

冗長ととらえられるかも知れませんが、あえて言葉にするならばつまり。

まだこの場所にいたいから。でしょう。





こんなくだらない文を読んでくださりありがとうございます。

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