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5 ジュースを掛けた子爵令嬢に絡まれました

「貴方のせいで酷い目にあったわ!」


裏庭に連れ込まれて文句を言われました


もちろん先日の夜会でドレスにジュースを掛けた子爵令嬢からです





あれは第三王子様がきちんと調査して


『子爵令嬢の方が先に手を出した』


となったはずです





そしてそれなりの注意が子爵令嬢とその取り巻きの家に行ったはずです


第三王子様が言っていました




しかしそれで反省をするどころか逆に被害者ぶって責めてきました




ふ~む、一体どうしたものでしょう?


判らないので聞いてみます




「何をしろというのですか?」


きちんと聞いたのに逆ギレされました


「生意気なのよ!」




・・・せめて脈絡が欲しいと思う今日この頃です




どうやら言っても無駄なようなのでギャンギャン吠えさせておきました


そうすると子爵令嬢とその取り巻き達の間で話がまとまったようです




「土下座しなさい!」


・・・最初からコンセンサスを取っておいて欲しいものです





ではなくてそう来ましたか


でも私の方が被害者のような気がするのは気のせいでしょうか?


まあドヤ顔している子爵令嬢とその取り巻き達には常識が通用しそうもありません





非常識には非常識です


という訳でポケットから笛を出しました


そして思いっきり吹きました




「ピイーーーーーーーーーーーッ」






「や、やめなさい!」


「ピイーーーーーーーーーーーッ」




「このっつ!」


と言って笛を取りにきたので逃げました





そして


「ピイーーーーーーーーーーーッ」


っと吹き続けました




「ちょ、ちょっと貴方、迷惑ですわよ」


裏庭に連れ込んで大勢で責めたことが判ると大事になりますからお為ごかしに言ってきました





でも知らん顔して


「ピイーーーーーーーーーーーッ」


っと吹き続けました




「・・・」


「ピイーーーーーーーーーーーッ」


「・・・」


「ピイーーーーーーーーーーーッ」


「・・・」




もはや何も言って来なくなりました


どうやら諦めたようです





笛が盛大に鳴ったため人がドンドン集まってきました


もちろん先生も、です





ですかわ伯爵令嬢わたくしは先生に向かって言いました


子爵令嬢このひとたちとその取り巻きに土下座して謝罪するように言われました」





「ち、違います!ちょっと話をしたかっただけです!」


子爵令嬢とその取り巻き達は必死になって弁明しています





でも夜会の件で一度嘘を言っていますからね


信じて貰えるといいですね




伯爵令嬢わたくしですか?


先生に丸なげですよ?




ただ


「第三王子様の裁定に不服のようでしたわ」


とだけ伝えておきました




先生はたぶん必死になって調べることでしょう


だって王族の威信が掛かっていますからね






・・・ダメ押しで後で第三王子様にチクっておきましょう(嗤)

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