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立ち漕ぎのあの沈む瞬間、クソデカため息

作者: 孤独

「あ~、イライラする……」


何がイライラするって、知るかよ馬鹿野郎みたいなクレームを聞いて、ウンザリ気味。ちょっとは仕事で発散してやると急ぎ気味でやっているところに。


「お弁当買ってきます」


薬局から出て来た白衣の若い女性の薬剤師さん。どうやら、どこかに行くらしい。昼時だからお弁当でも買いに行くのだろうか?

通勤用に使っているような自転車を引っ張り出して、ヨッと自転車に乗る姿……。特別なんて事はないが、発進と同時に立ち漕ぎをしたのだ。やる人はやるよなって感じの。

自分はたまたま前にいた。自転車に乗る薬剤師さんは……



おっ



大人のお姉さんがやるというか、色気を出す漫画のシーンあるある。女性が前に屈むことで、シャツがやや前に落ちて、前にいる人に付けているブラや胸の谷間が、ちょっと見える感じの体勢。自転車で立ち漕ぎをすると、確かに体が若干前のめりになって、あの沈む感じ。

しかも、薬剤師さんは暑かったからなのか白衣のボタンを留めておらず、前のシャツが隙だらけ。真っ白なシャツのもうちょっと奥に、こー……見える感じになる。


おおー。


薬剤師さんの素敵な谷間が……。


「……………」

「……………」


チリンチリン


自転車が通り過ぎた後、少し振り返ってから


「はぁ~」


結構、大きなため息をついてしまった。

スレ違い様に女性が屈んで見せる谷間を見れるわー、というエロ親父みたいな事を思ってたところに、超残念だったのが。


薬剤師さん、谷間を作れるほどの胸がなかった。ペッタンコだった。

おーい、そりゃあないだろう。可愛い顔してたのにガックリ来る……。そこそこ大事じゃないか。


とはいえ。

やっぱり、ちゃんと仕事をして、ちょっと良い事あって、思いっきりガックリすると、イライラなんか吹っ飛んでしまうな。



今日一日、そのできてなかった谷間の分で頑張ってやろう。

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