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シングルママ愛子 vol.98. 川岸からのファックス。
「川岸君、大丈夫かな???」
と、粕谷。
「…ん…???」
向かいの佐伯が、
「…何とかやってるって…。」
「じゃ~なくって、奥さん亡くして、気持ち…大丈夫かなって~!」
「まぁ…な…。闘病生活長かったからな~!」
と、その粕谷の声に、資料を持って席に着こうとしている古谷。
「こんな事、今、言うのも失礼だけどさ、川岸君、また奥さんになる人…探さなくっちゃ…。」
「そっか~ひ・と・り…か…!恵美ちゃん…誰か紹介してやんなきゃ…。」
と、そんな矢先に、
「あっ、これって~川さんからのファックス…。…そっか…な~るほどね~!」
と、野崎友恵が、そのファックスの内容を見て、
真っ直ぐに部長の立花の元に、
「部長…、課長からです。」
その紙を野崎から受け取って立花は…。
「そっか~こうなったか~!なるほど…。悪いけど友恵…、みんなに回してやってくれ。私には後で良い。」
「はい。」
そう言って野崎が古谷から回した川岸からファックスの内容は葬儀の流れ…。