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シングルママ愛子  作者: THMISmama
79/176

シングルママ愛子  vol.79.  声にならない川岸。

「川ちゃ~んお疲れ。どうしたの、お昼~???」


無意識に愛子に電話を掛けていた。

そして電話を掛けながらもその携帯は、

左手で持ちながらも左膝の上で動かなかった。

上の空だった。


そして電話に出た愛子の声に気付かなかった。

川岸からの返答がないまま愛子は川岸の名前を、

携帯を耳に呼んでいた。


「川ちゃ~ん、川ちゃ~ん…どうしたの…???川ちゃん。」


次第に高くなる愛子の声の調子にようやく気付いた川岸…。

涙を零しながら、涙声で…、

「あ…愛…愛…さん…。俺…、どうしよ…。モコが…。」


その声を聞いた途端に、

「!!!!川ちゃん。」


一気に声を張り上げたように川岸の名前を口にする愛子。


「モコが、モコが…どうしたの…???」


何をどう話したら良いのか困惑する川岸の声に…、

「今、川ちゃん何処なの???何処???」


声にならない川岸に、

「分かった、これから私、病院に行く。」


その言葉を言い残し、愛子の声は途切れ、電話が切れ、

だらりと携帯を膝に置く川岸。


「モコ…、愛…さん。」




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