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シングルママ愛子 vol.60. 「えっ…???俺…???」
「よっ川岸、調子はどうだ!ん~???大変だったな今回は…。え~???」
「…あっ、いや…。…でも、何とか…滞りなく…。」
川岸の両肩を揉んで、パ~ンと叩いて、
自分のデスクに腰を下ろす部長の立花。
机の上に置いてあるお茶を一口啜り、
両膝を机の上に、そして川岸の顔を見て…。
川岸もそんな立花の顔を見て、立花が左腕を立てて、
人差し指を立て前後に動かす。それを見て川岸が…、
「えっ…???俺…???」
と言うように、右手の人差し指を自分の顔に向けて…。
少し頭を傾げながら立花の机の前に足を進める。
「部長…何か…わたし…???」
「あのな…。川岸な…。」
「はい。」
「こんな事を言うのも…何だが…。」
「えっ…???なんすか…???」
「こんな…時にな…。」
「えっ…、はい。」
きょとんとしている川岸の顔を見ながら、立花が…。
自分の机の前の空のデスクを見て…。
「おまえ…、今度から、あそこ…座れ。」
と、空のデスクを指で差して…。
「へっ…???俺が…ですか…???あそこに…ですか…???」
「ふん。まぁ~そういう事だ…。」




