54/176
シングルママ愛子 vol.54. よ~し、頼りにしてるよ~!
そんな川岸を見て、後ろの琴美もコップに入ったジュースを手に、
「川じぃ、かんぱ~い。」
「おっ、琴ちゃんも先にやってたか~よし、か~んぱ~い。ひゃ~旨い。」
「やっとここまで来たわね、ありがと、やっぱり川ちゃんいなかったら、私、完璧にアウト。」
「ハハ、こんなことくらい、当たり前でしょうが、愛さん、僕の姉さん的存在なんですから。何でも使って下さいよ。」
「よ~し、頼りにしてるよ~!ってね。ふふ…。」
「そうそう、そんな感じ、それでこそ、愛さん。ハハハ。」
「…でね、明日…琴が学校終わったら、その足でモコに行こうと思ってる、良いかな…???」
「ああ、良いっすよ。…って、言うか、僕の方からもお願いします。あいつ、喜びますよ。2人の事、顔見たがっていたから…。」
「そ、ありがと。じゃああ、明日、午後から行ってみるわ。」
「お願いします。あっ、これ旨い。」
ビールの摘みに出した愛子お手製の酒の肴、
栄二のために作っておいたのだったが、
それが川岸の口に合ったようで、
思わず愛子の顔が綻んだ。
「ふふ…ほんと???」




