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シングルママ愛子  作者: THMISmama
53/176

シングルママ愛子  vol.53.  ここって何処…???誰…???

逆に言えば、川岸あっての新谷家と言っても過言ではなかったのである。

そして、その事が、今の愛子には、

「何とか動いていられる。」

と言う、いわば、主の側近中の側近と言う感じだったのである。


「あっ、これ、川ちゃんお願い、私…無理。」

「…ん…???はいはい、これね。新しいトコですからね。愛さんには無理ですねこれは。」


「…と~これも…。ここって何処…???…で、誰…???」

「はい…???あ~これも僕と栄さんしか分からない。これも私がゲットです。」


実際、香典を戴いても、中にはその場で香典返しが間に合わない場合もある。

それが会社関係であれば、愛子にはどうしようもない事になるのだった。


そういう場合は、川岸に頼るしか術はないのだった。

相手に失礼であってはならない。

生前の栄二の言葉でもあった。


ゆっくりゆっくりと整理は進み、

次第に残すは栄二の新谷家の物品処理だけとなって行った。


数日が掛かっていた。


「ほい、川ちゃん、お疲れ様、たま~には冷たいの。」

川岸に缶ビールを手渡し、


「嬉しいっすね~戴きま~す。」





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