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シングルママ愛子 vol.52. 完璧におばあちゃんみたいに…。
「さすがに強いや愛さん。普通なら、こんなに動けない。単にボーッとしているだけで…。逆に疲れが出て来るのに…。」
「まっ、どうやら、私の場合は、そんな感じじゃないみたいね。…んんん…、逆にボーッとしてたら、それこそ、もう完璧におばあちゃんみたいになっちゃって、全然動けなくなっちゃうって気がするの。そういう事考えると、今度は琴が気になっちゃってどうしようもなくって…。」
琴美の方に顔を向けて、川岸にそう話し掛ける。
「…そうか~、…だよな~!」
葬儀の後の処理にあれこれ整理しながら、
役所関係やら、その他の事務的な整理も、
まずは下処理をしながら、一つ一つ熟しているのだった。
ある意味では、名義変更までする書類まで出て来る、
一定の期間が必要な場合もあるのである。
それに、葬儀の時のあれこれの整理は、
愛子でも手が付けられないものもある。
それが実際に、直結して川岸の仕事に移るのである。
ある意味では、川岸がいなければ、あれだけの葬儀は執り行えなかったと言う訳だった。




