表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シングルママ愛子  作者: THMISmama
44/176

シングルママ愛子  vol.44.  「…栄さん。」

「えっ…???もう栄二の事も…???」

「実は…、話の成り行き上…、今回の話まで…。」



基子は静かに、ベッドに横になっていた。

横にはなってはいたが、中々眠れずにいたのだった。


数時間前に、夫の利信から飛び出した栄二の死に、

ある種、ショックを隠し切れずにいた。


ただ、それで基子の体調に問題は…、と言うと、それほどでもなく…。

けれども、夫が部屋を出た後にも、何故かしら瞼を熱くし、

目尻から涙が零れ落ちたのだった。


数時間前の夫の言葉に…、

「死んじゃったんだ…栄さん。」

「うん、いきなり…、突発的な事故だったんだ。今でも信じられないんだけど…。死んじゃったよ栄さん。」


川岸夫婦と新谷家の家族との間では、

それぞれの相手の呼び名も気楽でざっくばらんな感じが、

関係をファミリーっぽくしていたのだった。


ある意味ではその方が話しやすいと言う面を、

大切にしたいと言う栄二の思いがあり、

フレンドリーな感じでお互い、それぞれを呼び合っていた。


そのために、生前、栄二も川岸夫婦の事を、

「川」と「モコ」で呼んでいた。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ