表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シングルママ愛子  作者: THMISmama
33/176

シングルママ愛子  vol.33.  同じなんだ。今回と…。

「お義姉ぇさん…???」

「…あっ…。言えね。…ごめんなさい。ちょっと思い出しちゃって…。ハハ…。」


ハンカチで両目を抑え、そして鼻に当て…、

「琴美ちゃん、見てて、思い出しちゃった。」


慶子の言葉に、少しだけ慰めの笑みを投げ、

そして慶子の膝に優しく手を当てる愛子。

「同じなんだ。今回と…。」


ふと慶子が話始めた。


「もう…10年も前の事かな…。私の幼馴染にもいたの、琴美ちゃんみたいに小学2年生の女の子を持った両親が…。」

「お義姉ぇさんの…幼馴染…???」


「うん。私より2つ…下なのよ、その母親が…。子供の頃から仲良しでね。20代の半ばで結婚したの、でも長い事子供には恵まれなかったの。…たしか…5年は出来なかったわね。旦那さんはそれこそ、地元の大手の会社の部長さん、若くしての部長さん。順風満帆の夫婦生活だったんだけど、悩みが子供…。」

「うん。…でも…5年…???」


「そう…、5年。何かが起こったみたいに、幼馴染の彼女が、30歳になった時に、突然妊娠、そしてめでたく出産。…女の子よ。」

「あら…、ふふ…。」


「二人とも…そりゃ大喜びよ、待ちに待った赤ちゃんだから…。」






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ