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シングルママ愛子  作者: THMISmama
23/176

シングルママ愛子  vol.23.  声も出さずに涙…。

祭壇の周りには数多くの華が会社関連、

知人友人から贈られ、飾られていた。


その真ん中に栄二の写真が飾られ、

線香が途絶える前に、時折誰かが新たに付け足していた。


その祭壇が設けられた部屋で今や未亡人となった愛子と娘の琴美、

そして栄二の実家の家族、そして川岸と…。


その他には会社の社員や友人、知人と言った常に新谷家とは、

繋がりの深い者だけが宴を設けていた。


この時になって、ようやく琴美は父親の実家の子供たちと、

少しずつ接するようにもなってはいた。


けれども、琴美の表情は暗かった。それもそのはずである。

出棺の際に、既に変わり果てた父親の顔の傍に飾った花…。

母の愛子に言われて、「琴…パパに最後よ…。」

そう言われて、愛子が琴美の手に花を握らせ、

父親の顔の傍に添えられた。


その時、琴美の小さな瞳に映った父親の顔…。

その顔を見て、低く、小さな声で…、

「パパ…、ここにいた…。でも…どうして…。」

琴美を抱えながらの愛子、琴美を下ろした途端に声も出さずに涙を流したのだ。




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