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シングルママ愛子  作者: THMISmama
160/176

シングルママ愛子  vol.160.  梢枝からの花束。

そんな梢枝を見て、愛子はつい、左の手の甲を鼻に当てて、

「ふふ…。」

「…何か…あったんですか…看護婦さん…???」


その後は入院していても、日々リハビリを繰り返して、

車椅子から、そしていよいよ杖を使って歩行できるまで、

愛子の足は順調に経過して行った。


日曜日などは琴美も朝から病室に入りびたりで過ごす事もあった。

そして川岸の励ましもあったからか、愛子の足に対する意識と言うのも、

「早く歩きたい。」と、言う前向きな姿勢がかなり影響していた。


そして、以前川岸が医師から告げられた通り、

入院から50日で退院の運びとなった。

当初は2ヶ月以上は掛かる可能性も…、と考えられていたそうだった。


退院当日、愛子は思いがけないもてなしを受ける。


看護師の梢枝からの花束だった。

「新谷さん、愛子さんからは勇気…もらったわ~貴重な体験もさせてもらったし、私も頑張んなきゃ。」

「コチラこそ、佐々木さんにはもうお世話になりっぱなしで…。」


「元気でね。たまには顔出して。」

「ありがとう…。本当にありがとう、お世話になりました。」


松葉杖で病院を後にする愛子。




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