表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シングルママ愛子  作者: THMISmama
137/176

シングルママ愛子  vol.137.  「うごか…ない。」

愛子のその体の動きと、

表情の変化に気が付いた救急隊員が…、

「奥さん…、どうかしました…???」

「あの…わたし…、私の右脚…うごかない…!!!」


その言葉に隊員が…、

「そう…ですか…。」

「えっ…、どうして…???うごかない…私の右脚…。」


「奥さん…、実は…奥さんの右脚…、特に足首の方ですが、骨の方ですが…。」

「えっ…、まさか…折れ…てる…???」


「車の中から体を救出して時点で既に…右足の方の感覚は…。」

「そんな…。」


「詳しい事は医師の診断に…。」


愛子は隊員のその言葉を聞いた瞬間に…、

「なんて事…、こんな事って…。」


ストレッチャーの上で、上半身は何とか動くのだったが、

下半身の…何とも言えないもどかしさに遣りきれない思いで…、

そして琴美の事が気になっていた。


一方、琴美を乗せた救急車の中では、

ストレッチャーの上の琴美を川岸が付きっ切りで見守っていた。


「琴ちゃん…。」


隊員に、

「大丈夫でしょうか…???」

そう言いながら、琴美の右手を優しく握った瞬間に…、

「ママ…。」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ