シングルママ愛子 vol.131. ウォーキングの途中。
「ふぅ~気持ち良い~!パパ、ちょっと一休み~!」
「だなぁ…少し休むか…。」
悪天候が続いてから、ようやく天候に見舞われた日曜日の午前中に、
愛犬を連れながら夫婦揃ってウォーキングを楽しんでいた佐伯夫婦。
公園まで差し掛かって、妻の千賀子が夫の勇二にベンチに座るように促す。
「ハァ~気持ち良い。良い汗掻くよな~!」
「ハイ、冷たいの。」
「おぅ…。」
「今頃…、川さん…新谷さんの墓参りかな…。」
「奥さんのお墓ってどうなってんの…???」
「…ん…???まだ詳しくは聞いてないけど…。奥さんの実家の墓に一緒になるか…、都内の葬儀社とあれこれと相談してるって…。」
「ふ~ん、そうよね~!この辺じゃ…お墓一つも…難しいものね~!…もしかしたら…良く言う…ビルの中の…お墓…???」
「う~ん、どうなんだろうね~!それよっかさ…千賀…。」
「…ん…???」
「川さんに、良い人…、いないかな…???」
「えっ…女の人…???」
「うん…、俺…咄嗟に…そんな事…思っちゃってさ…。」
「…な…、何を言い出すかと思ったら…、パパ…。…んもう…。奥さん亡くなったばっかりなのに…、何考えてんの…???」




