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シングルママ愛子  作者: THMISmama
130/176

シングルママ愛子  vol.130.  日曜日の古川家。

「あっ、亨、何それ…そこまでやるか~???」

「へっへぇ~この前、克也君からこのやり方教えてもらったんだ…、どう~パッパ~???」


「うっそ…どうやったら、そんなやり方、出来んだよ…。やっばぇ~なこりゃ~!」


小学5年の亨から格闘技のゲームをねだられ、

今のところ…五分五分の成績でもある古川俊樹が、

朝から子供と一緒にゲームに投じていた。

そこに…、

「ま~だそれやってんの~二人とも…。飽きないわね~!」

と、言いながら、近くのスーパーに、

料理の材料の買い物をして帰ってきた真砂子が、

「あなた…、この前の礼服…仕上がってたから持ってきたわね。」

「おぅ…サンキュ~!また…今月の終わりに着なきゃいけないから…そん時でも良いかなと思ったんだけどね。」


「それにしても会社も大変ね。この前は新谷さん、それに今度は川岸さん。」

「まぁ…な…。良い仕事の最中に前回と今回…だったからな~!」


そう言いながらも後ろの真砂子に頭を向けながら、

顔はテレビのゲームに集中している。


「よっしゃ――ッ亨~これでどうだ~!」

「シッシッシッ…、パパ…!ヒヒ。」


「…なぬ…??? え―――ッ、こんなんありかよ~!」




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