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シングルママ愛子  作者: THMISmama
122/176

シングルママ愛子  vol.122.  愛子の頭の中で…。

「いや…、川ちゃん、そう…笑うかも知れないけど…、でも…、そうなのよ…、はしゃいじゃって~!」

「へぇ~栄さんの墓参りに行くってだけではしゃぐか~!…でも、琴ちゃんにしてみれば…死んじゃったパパと…唯一…逢える場所…なのかな…???子供ごころに…???」


その時…、川岸の一言、「子供ごころ。」と、

聞いた瞬間に…愛子の脳裏に一つの情景が甦った。


「あっ!!!」


川岸も、そんな愛子の一瞬の閃きに気付きはしたが、

特に意識を引く事もなく…、

それよりも琴美のはしゃぎようが気になるのだった。


けれども、愛子がその「あっ!!!」と、

何かを思い出したような感じに、

少しばかりその場に立ち止ったのが気になって、


「…愛さん。」

と、愛子の名前を呼んだ。


その川岸の声に…、

「あっ…、あぁ…、いえ…、いいの…。うん…。」


全く、何でもない、と言うように、

愛子は足を止めている川岸の下へと足を進めた。


川岸の後からアパートの階段を降りながら愛子は頭の中で、

「まさか…これって…琴…。」




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