王になるために必要な事
今回は時間があったので自分では結構長くかけたと思ってます
長すぎたらごめんなさい
このくらいじゃ短いと思う方もごめんなさい
「サクラが改造したり食べたりしない宇宙人って事はわかったは」
軽くユキがフォローを入れるが少し拗ねてる様子だ
「私が宇宙人て事はわかったはね」
ウンウンと頷く四人
「後は宇宙の王について聞きたかったのよね」
ふたたびウンウンと黙って頷く四人
ようやく四人も星の雫石の事を知りサクラが宇宙人だと言うことをしり興味を持ちはじめたみたいだ
四人が興味津々にサクラの話しを聞こうとしている姿を見て気分を良くしたのかまた自慢気に語りだした
「宇宙の王とは、その言葉の通り宇宙の王よ」
あまりに大雑把な説明に四人のあたまには?マークが浮かんでいる
さすがにこれではわからずハルキがさらに細かい説明を求めてサクラに問答する
「だからその宇宙の王がなんなのか、星の雫石とどういう関係があるのか知りたいんだよ」
「ホント地球人は何も知らないわね」
「いいわ全部話すから静かに聞きなさいよ」
サクラは呆れ困ったらようななんとも言えない表情をつくりつつもどうやら話してくれるらしい
それとサクラが静かに聞きなさいよと言ったのはさっきから事あるごとに話しが脱線して進まないからである
「いい?全部話し終えた後に質問は受け付けます」
どこからか眼鏡をとりだし眼鏡をかけ人差し指をたてて少し強い口調で念を押してくる
何故眼鏡をかけたのかはわからないが
男子なら誰もが想像した事があるであろう理想の美人な先生がここに誕生した
そしてようやく話しがはじまった
今度は四人とも真剣に話しを聞く姿勢だ
「宇宙の王とは全宇宙を統べる王の事よ、星の雫石はこの王を決める為に必要なの、これでも大雑把すぎてわからないわよね」
四人は静かに頷きサクラをみている
それをみてサクラが再び話しだした
「まず宇宙はいろんな星が集まり1つの国になってるの、その国には何故か地球は加盟されてない、むしろ地球の存在を知る人は宇宙のなかでも数人しかいないわ、まぁ~これについては私にもわからないんだけどね」
それを聞いて四人は心の中でわからないのかいと
突っ込みをいれたいと思ったみたいだがそれでも静かに話しをきいている
「そしてつい先日宇宙の王が亡くなり新しい王を決める為にまたレースが開催される事になったの」
それをきいてハルキが質問があるのか静かに手をあげた
「はい、ハルキなんですか」
何故か先生と生徒みたいになっている二人
「宇宙が一つの国ってそんな事が可能なのか
というか地球以外にも人が住める星がそんなに存在しているのか?イヤ存在してるからサクラがいるんだな」
どうやらハルキは自分で質問しときながら自分で納得したようだ
地球人にはこの時点ではまだ宇宙人は確認されておらず信じ難い話しだが実際こうして目の前にいるのだから信じる他ないようだ
しかしあの広い宇宙をどうやったら一つの国にする事ができるのか想像もつかないようだ
「まずハルキが言った事一つは正解よ、地球以外にも人が住める星は宇宙にら沢山存在するわ、それと広い宇宙をどうやって一つの国にまとめる事ができたかよね」
「宇宙ははるか昔から地球より遥かに進歩した技術を持っているの、だから遠く離れた星同士でも交流が盛んなのよ、けど宇宙史によると一つの国になったのはだいぶ昔で国になる前は惑星間の争いがたえなかったの、けどそんな現状を見かねた初代国王となる男が立ち上がり星を一つにまとめたって話しよ」
「へぇ~そんな凄い人がいたんだな」
ハルキが感心そうにうなづいている
「そうよものすごく凄い人でものすごく強い人なのよ」
「宇宙の王には強さも必要なのか?」
ふと疑問に思ったハルキが質問する
「そうよ強くないと宇宙の星を束ねるなんて無理だからね、宇宙では力が全てよ、だからレースで王を決めるの」
「そういえばさっき王が亡くなりまた王を決める為のレースが開催されるって言ってたな、けどなんでレースなんだ?」
「そうね、それを説明するわ」
どうやら質問は最後と言っときながらさっきの質問は許容範囲みたいだ
そして質問タイムを挟み再びサクラが話しだす
「宇宙の王が亡くなり再び王を決める為に宇宙政府が開催するレースその名も、(なんでもありの宇宙一週一番にゴールした人が王だよレース)とかいうなんともふざけた名前のレースが行われるの」
レースの、名前をきいた四人の反応を見るかぎりサクラと思う事は一緒のようだ
「何故レースかっていうとね、宇宙の王が死んだ時に宇宙の王である証、星の雫石が宇宙各地の星に飛んでいったの、ちなみにハルキが見つけたのもその一つよ、その星の雫石を集めるのが目的と宇宙の王たるもの宇宙の数多くある星の事を知っておかなくちゃいけないからそれを知る目的もあるみたい、それとレースといっても結局は星の雫石の奪いあい、全ての星の雫石を集めゴールした人が王になる、だから宇宙の猛者から星の雫石を手にいれる為には力が必要なの」
そう語るサクラの真剣な表情からは断固たる決意が感じとれる
そして大方話し終えたサクラはフゥ~と一息つき
「どう?大体話しは理解できた?」
あまりの現実離れした話しだったので静かにウンとしか頷く事ができない中他の三人とは違いハルキが口をひらいた
「じゃあ~俺のダイヤも奪っていくのか?」
「それはハルキ次第よ、ハルキは星の雫石に選ばれたのよ」
「え?選ばれたってどいう事だ」
「星の雫石は持ち主を選ぶって言われてるの」
「へぇ~そんな事あるんだ」
「だからハルキが王を目指す事もできるけど出来れば私の仲間になって一緒にレースに参加してほしいのいきなりこんな事頼まれても困るでしょうけど」
「そうか俺が王を目指す事も出来るって事になるのか」
「そうなるわね、その場合私達は敵になるけど」
「まぁ~俺は王とかには興味ないからサクラが王になるの手伝ってやるよ、皆もそれでいいよな」
「僕はいいよ、楽しそうだし」
と、コウキウキウキしながらオッケーし
「うむ、拙者は良い修行になりそうだから同行しよう」
少し時代錯誤なしゃべり方については後程
ミズキもオッケー
「皆が行くなら一人残っても寂しいし私も行くわ」
そう言いながらユキもオッケー
結局他の、三人も行くみたいだ
長い付き合いだから答えを聞かなくてもハルキにはわかってたみたいだが
「皆ありがとう」
サクラが嬉しそうな表情をして深々と頭を下げた
この選択が後にこの五人の運命を大きく変えそれにともない大きな成長をもたらすのはまた少し先の話しである
サクラ「え?ハルキ達を選んだ理由?それは勘よ」
すいません嘘です
それは、また後で