DATA5
それから二人が打ち解けるのに、そう時間はかからなかった。
少しだけ会話が増えてきた。少しだけ表情が和らいだ。少しだけ僕の顔を見るようになった。
少しだけ会話が増えてきた。少しだけ表情が和らいだ。少しだけ私の顔を見るようになった。
王は納得がいかなかった。娘が心を開いたことには本当に喜んだ。しかしそれと同時に王は憎悪に駆られた。どれだけ手を尽くしても、心を開かなかった姫がなぜ雑用係に心を開いたのか。
娘が笑っている。娘が笑っている。娘が笑っている。娘が笑っている。娘が笑っている。娘が笑っている。娘が笑っている。娘が笑っている。娘が笑っている。
娘が笑っている。娘が笑っている。むすめがわらっている。ムスメがわらっている。ムスメガワラっている。
王は決めた。雑用係の少年は用済みだと。
翌日、王は雑用係の少年を呼びつけた。
「娘の心を開いてくれたこと、感謝する。しかしこの世に良いことをしたからと言って悪いことをして良いことにはならない。」
雑用係の少年はなんのことかさっぱり分からなかった。
「お前の部屋から娘の大切なの宝石やネックレスなどが見つかった。まさか娘がお前の部屋へ行くこともあるまい。」
少年はなんのことかわからなかった。少年は何一つ身に覚えがなかった。
「王族から盗みを働くなど万死に値する。よって明後日、貴様を死刑とする。」
姫は考えていた。どうして彼は来ないのだろうと。
いつもならもう部屋に来て、お話を聞かせてくれるはずなのに。
トントントンとドアの叩く音で姫は笑顔で椅子から飛び上がった。そして扉を開けた。しかしそこに立っていたのは前まで姫の世話をしていたものでした。
「姫様、大変でしたね。雑用係の少年にたくさん嫌がらせをされていたのね。姫様の大切な宝石やネックレスまで盗まれて」
姫は何を言われているのか分からなかった。




