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プロローグ
「あなたはこの世界に転生したのです!」
「さぁ、この世界で君の新しい世界を作ればいいさ!」
「やれやれ、ハーレム主人公も楽じゃないな…」
_____なんだこいつら。
光る球体を見つめながらサキは言った。
「この頃異世界転生とかしすぎなんじゃないの?
黙って力貸してあげてるこっちの身にもなってよね」
「だからってゲートを開きっぱなしにするなんて
スイカに塩をふらないくらいまずいぞ」
隣にいる男の稚拙すぎるギャグのような何かに呆れる。
「あんたなに?語彙力無さすぎて何も伝わってこないんだけど」
「お前ぐらいしか会話するやついねぇし、そりゃ衰えるだろうが」
「アタシと会話するのが嫌なの?」
「嫌だよ、この会話も何回目なんだ」
「「30回目ぐらい?」」
サキの声に誰かの声が重なった。
「…え? 今私以外の女の声、したよね」
この時にサキと一人の男と、その声の主、
3人の物語が始まった。
いつにおいても安易な異世界転生というものは
時間と感覚の浪費に過ぎないものである。
初投稿
幼稚な文章ですみません汗