ヴァイオリンソナタニ短調作品108
岩波文庫『上田敏全訳詩集』。
海潮音序において、七五調を基にした詩形用いるとある。之に倣い、七五調のソネットの詩、ブラームスのヴァイオリンソナタを聴きつつ、創作する。
旋律、美しくもあるも、やはり、感じるは、情動的なうねりなり。その高揚感に酔う。
『ヴァイオリンソナタニ短調作品108』
閑寂の朝
ソナタ聴く
無為なる処
之嫌い
齊しきしじま
されど比す
我が身に伝う
ヴィブラート
弓濃厚に
弦刻み
我心酔し
省みる
この心境
なればゆえ