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告白の情感進路(ルート)  作者: 奈瀬朋樹
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02.告白の反省

駅に到着すると丁度電車が来ていたので乗り込み、到着するまで携帯で時間を潰そうとしたけどポケットになく、どうやら家に忘れてしまったらしい。仕方がないので景色をぼんやりと眺めていら、昨日の告白を思い出してしまった。


黒川さんはごめんなさいと言って逃げていった。

きっと酷い告白で呆れたのだろう。


どこが駄目だったかを洗い出そうとしたけど、反省点しか思い付かない。初めての告白だったとはいえ、緊張しすぎだろ。だけど、告白の言葉を伝えた後はマシだった筈だ。返事を焦らずに待つ事も出来たし、顔を上げた時は笑顔を見せ…


思考が止まる。


告白の練習は何度もしたけど、笑顔の練習なんてした覚えがない。黒川さんは僕の笑顔を見た後に告白を断って逃げていった。だとしたらもしかして


「僕の笑顔、キモかったのでは…」


呟いた後、死にたくなった。もし事実だとしたら彼女云々で落ち込んでいる場合じゃない!! 人との接し方から直す必要がある。帰ったらすぐ表情の確認をしよう。そう誓った時、学校前の駅に到着した。

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