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  作者: 時雨
1/8

プロローグ


よく・・・というか毎日、夢を見る。




そこは上も下も前も後ろもわからない真っ暗の中。

わかることは遠くで赤い光と青い光が重なり合って輝いている事ぐらい。

その光の輝きはとてもきれいで・・・・なぜかとても懐かしくて・・・思わず手を伸ばしてしまう。


でも・・・手を伸ばしても、全くと言っていいほど届かない。



真っ暗で何もない・・・でも・・・寂しくはない・・・逆に不思議と落ち着く・・・

なんでかな・・・現実逃避っていうのかな?



そして、いつも声が聞こえてくる。

何て言っているんだろう・・・聞こえるけど・・・わからない・・・。

日に日にその声は大きくなっているような気がする・・・。







「          」


あ・・・まただ・・・今日も聞こえる・・・・










「             」


何て言ってるの?

聞こえるけど・・・・聞こえないよ・・・・









「  ・・ ・・・・    ・・・・」




あれ?なにか・・・聞こえたような・・・・




















「・・ぁ・・・こた・・・・さ・・らい・・・」










なに・・・?何て言いたいの?いったいなんなの・・・・?

なんか・・・頭がズキズキする・・・・











とたんに、赤と青の光が近づいてきた。







今なら・・・・手が届きそう・・・・









そう思って手を伸ばしてみたが、光に触れる・・・と思ったところで光はすっと消えてしまった。

まるで、何かに吸い込まれたかのように。








あ・・・光が・・・消えちゃった・・・

今日こそは届くと思ったのに・・・



でも・・なんでだろう・・・あの光・・・やっぱり懐かしいよ・・・


それに・・・すっごくあたたかい・・・。

とても大事な物みたいに・・・。






























毎日見る夢。

でも、青と赤の光、謎の声、不思議と落ち着く感覚・・・

同じに見えて毎日少しずつ変わっている。






いつから・・・同じ夢を見るようになったんだろう・・・・・・

















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