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自由について
自由であることの不自由。これを嫌うあまり不自由の中の自由を謳歌しすぎたのかもしれない。習慣という不自由によって自由を得る。習慣の外にあるものに滅法、弱くなった。
パイレーツオブカリビアンで海賊達が島の原住民に捕まり檻に入れられる。しかし海賊達は檻を持ち上げ、走って逃げる。檻のおかげで生身では出来ないことをやりながら逃げる。このようにルールや慣習をうまく利用すれば、ただ自由である時より自由になれる。というような内容の話を読んだことがある気がする。昔のことであり、題名も作者もわからない。話もこの解釈あっているのかも今となってはわからない。ただこの考えはなんら間違えではないと思っている。
しかしである。あまりに檻に頼りすぎた。人間は与えられた考え方を組み合わせることしかできないのだから、組み合わせそれを動かしてみるしかない。そう思っていたが檻の中に檻を作り、外枠は動かさない。結果、自由を捨て怠惰に生きる状況になる。気がついてもなにもせぬの自分を嘲笑するのが関の山。これが自分のような凡人がダメ人間と化していく最後の機会なのかもしれない。




